母に売春を続けさせた『サヤマ』実は一族を支配する長男の妻が仕掛けた架空の人物 次男の殺すターゲットが『母』から『父』に移った瞬間「犯罪行為の証拠を持って弁護士へ行く」#3
■姉は「実母に脅されて手を貸した」と敦子被告にうそをつく 検察: 「実母が逃げた後は」 実姉: 「敦子から電話が来て、『実母が逃げた。計画がばれてるんじゃないか』と言われた」 検察: 「あなたはどうした」 実姉: 「裏切ったことを感づかれないよう、今まで通り敦子たちに会っていた」 検察: 「事情を知った隆一さんはどうした」 実姉: 「隆一さんは敦子に『話したい』と連絡した。2人が会ったあと、敦子からは『お前やってんね!実母に情報流したの、お前じゃん!』と言われた。私は『実母に脅されて手を貸した』と言った」 ■殺害のターゲットが実母から隆一さんに移った瞬間 検察: 「他の人たちは何と言っていたか」 実姉: 「直哉は『親父はクソだ、ババアを逃がすのに手を貸すんだから』と言っていた」 検察: 「その後は」 実姉: 「2023年4月15日、グループで村田町のコンビニにいたとき、隆一さんから直哉にLINEが来た。『犯罪行為の証拠を持って、4月18日に仙台の弁護士事務所に行く』という内容だった。みんなは、『何の証拠だろう、出てしまったらまずいよね』と話していた」 こうして、殺害のターゲットは逃亡した実母から隆一さんに移ったのだった。 ■敦子は「カルト教団の教祖?」涙声で実姉が語った思い 最後に検察は「敦子らへの思い」を尋ねた。実姉が涙声になり言葉を詰まらせる場面もあった。 検察: 「あなたにとって敦子の存在とは」 実姉: 「私にとっては…頼れる存在だったのは間違いない」 検察: 「『カルト教団の教祖』とも言っていたようだが」 実姉: 「みんなに好かれていて、何かあったら助けてくれるという意味。そして敦子の周りには、敦子の意思に従う人たちがいる」 検察: 「直哉たち兄弟にとっては」 実姉: 「最初は、母のような存在だと思っていたと思う。2人の実母が売春で家を空けることが多いなかで、敦子が2人に温かいご飯を作ったり衣服を提供したりしていた」 検察: 「長男は敦子と結婚しているが」
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