母に売春を続けさせた『サヤマ』実は一族を支配する長男の妻が仕掛けた架空の人物 次男の殺すターゲットが『母』から『父』に移った瞬間「犯罪行為の証拠を持って弁護士へ行く」#3
裁判官: 「つまり、敦子被告らは実母の『サヤマ』への恋愛感情を利用して売春を続けさせていたということか」 実姉: 「はい」 ■保険金を狙った「実母の殺害計画」が浮上 長年売春を強制されてきた直哉被告の実母はあるとき、敦子被告の実姉に「逃亡したい」と相談してきたという。 検察: 「実母の逃亡を手伝った理由は」 実姉: 「グループの中で『実母の殺害計画』が出てきたから。2022年2月か3月くらい」 検察: 「殺害の目的は」 実姉: 「実母にかけられた生命保険の保険金。売春の売り上げが悪くなってきて、グループ内で『実母が使い物にならなくなったら、殺して金にしよう』という話が出た」 検察: 「殺し方についても話したのか」 実姉: 「通り魔に見せかけるとか、崖から突き落とすとか、車で事故に見せかけるとか」 検察: 「なぜ不慮の事故に見せかける必要があったのか」 実姉: 「実母にかけられた保険金は、病気の場合は400万しか出ない。しかし、不慮の事故の場合は2200万円出ることになっていた」 検察: 「殺害の実行犯は誰がやることになっていたのか」 実姉: 「直哉がやると言っていた。『自分は障害があるから捕まっても罪にはならない』と話していた」 なお、直哉被告の障害については弁護人からも質問があった。 弁護人: 「直哉の障害とは」 実姉: 「直哉本人は、『実母はアスペルガー症候群だし、自分は双極性障害があるみたいだ』と言っていた」 ■逃亡の資金提供は、殺害された隆一さんに依頼 検察: 「逃亡の資金はどうしたのか」 実姉: 「私も金がなかったので、実母の元夫である隆一さんに相談することにした」 検察: 「実際どんな話をしたのか」 実姉: 「隆一さんには実母の売春の話をはじめ、グループが実母の殺害を検討しているという話もした。隆一さんは『息子たちを犯罪者にしないため、敦子から引き離す』と言っていた」 検察: 「資金の提供は」 実姉: 「25万円くらい貸してもらった」 その後、直哉被告の実母は2022年5月7日に県外に逃亡する。
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