母に売春を続けさせた『サヤマ』実は一族を支配する長男の妻が仕掛けた架空の人物 次男の殺すターゲットが『母』から『父』に移った瞬間「犯罪行為の証拠を持って弁護士へ行く」#3
検察: 「実母の稼ぎのノルマは誰が決めていたのか」 実姉: 「敦子と自分が話し合って決めていた。ただ、ほとんどは敦子が『このくらいの金額で』と決めていた」 検察: 「実母がノルマを達成できないときは」 実姉: 「実母はその場にいる人から暴行を受けたり、罵詈雑言を浴びせられたりする。私をはじめ敦子、直哉、隆一さんの長男、元夫など」 検察: 「あなたも暴行に加わったのか」 実姉: 「『自分が一生懸命売春相手を探しているのに、なぜノルマを達成できないのか』という思いがあった。土下座している実母に馬乗りになり前歯を折ったことがある」 検察: 「実母の取り分は」 実姉: 「1000円とか、多くても2000円。実母が敦子に『このくらいほしい』と言うと、何に使うのか問いただされていた」 検察: 「売春の相手が遠方にいることもあると思うが」 実姉: 「そういうとき、実母は敦子や私に借金をして交通費などを賄っていた」 ■実母が売春を続けた理由は、「サヤマ」の存在 検察: 「直哉の実母は、敦子の母の医療費のことだけで売春を続けたのか」 実姉: 「最初は医療費が理由だったが、途中からは『サヤマ』に借金があって、実母が肩代わりしなければならないという話になっていた」 検察: 「『サヤマ』とは」 検察: 「架空の人物だ。敦子は実母をだまし、『架空の人物と交際している』と実母に誤認させた。私は『サヤマ』には会ったこともないし、敦子は『本当は実在しない』と言っていた」 架空の人物「サヤマ」については、裁判官からも質問があった。 裁判官: 「架空の人物が存在すると、実母にはどのように信じ込ませたのか」 実姉: 「私が『サヤマ』のメールアドレスを作った。私が送ったことはないが、そのアドレスから『生活に困っているから助けて』と実母にメールが行っていた。また、『サヤマだ』と言って架空の人物の写真を見せていた」 裁判官: 「それで信じ込んでいたのか」 実姉: 「実母は、『サヤマの顔がタイプだ』と言っていた」
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