3番柳町達、4番正木智也、5番廣瀨隆太? ソフトバンク「慶応3兄弟」の野望はクリーンアップ結成 〝長男〟は「手ごたえのあるシーズン」
◆ソフトバンク優勝旅行 14日(日本時間15日)米ハワイ州ホノルル ソフトバンクの柳町達、正木智也、廣瀨隆太の「慶応3兄弟」が、将来の「慶応クリーンアップ」結成を野望に掲げた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 オアフ島のシンボル、ダイヤモンドヘッドを望むビーチ沿いのテラスに3兄弟が並んだ。今季が5年目で〝長男〟の柳町は自己最多の4本塁打。3年目で〝次男〟の正木は自己最多の80試合に出場と大きく飛躍した。ルーキーイヤーだった〝三男〟の廣瀨も35試合に出場。それぞれが一定の達成感を得て、優勝旅行に参加した。 3兄弟で忘れられない試合が、6月22日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)。初めてスタメンでそろい踏みしただけでなく、6番柳町、7番正木、8番廣瀨と打順も並んだ。柳町は「3人が並んで出るというのはなかなかないこと。すごく良かったし、手応えのあるシーズンになったのは間違いない」と話した。 現状、ソフトバンクのクリーンアップは柳田、山川、近藤の「MVPトリオ」に加え、侍ジャパンの栗原もいる。割って入るのは容易ではないが、次世代の主軸に期待される3兄弟もこのまま下位に甘んじるわけにはいかない。正木は「今までは何とか1軍で結果を出すというところだった。それは来年も変わらないけど、(主軸を)狙いたいなと初めて思えるようになった。次は1年間出て、そこを狙いますと言っていい選手になりたい」と語った。 ちょっと気が早いようだが、実現となれば、どの並びになりそうなのか。3人に意見を聞いた。慶大では柳町と正木の在籍時は3番柳町、4番郡司(日本ハム)、5番正木の形が多く、正木と廣瀨の在籍時は4番が正木で廣瀨は3番か5番が多かったという。 廣瀨は「3番(柳町)達さんで、4番正木さんで5番が僕じゃないですか。でも、どっちでもいいです。3人で並べたらそれで十分です」と話した。正木は「3番が達さん、(4番)僕、(5番)廣瀨です」と意見は一致した。 それを聞いた柳町は「やっぱり僕が4番を。そりゃそうですよ。3番は廣瀨、4番僕、5番正木」と自らを4番に〝抜てき〟した。ただ、慶大時代も3番が多かったこともあり「3番が僕、4番廣瀨、5番正木。3番も格好いいですよね」と意見を修正した。 野望はふくらむが、まずは来季、3人ともレギュラーを勝ち取らなければ始まらない。正木は「まずは試合に出ることが壮絶な戦いになる。そこに勝っていけるように頑張りたい」と力を込めた。(小畑大悟) 【#OTTOソフトバンク情報】
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