“ぽいぽい”の裏側で死にたいとつぶやいていたーー全盛期の後悔を胸に立ち上がった経営者・あやまん監督の決意
「コロナ禍で収入が減ってしまったメンバーや女性たちの力になりたい」と強く考えるようになったあやまん監督は、同時に「元祖・港区女子」として、現代の“ギャラ飲みアプリ”の危険性にも警鐘を鳴らす。 「「いまの『港区女子』は20年前とは全然違いますね。“ギャラ飲みアプリ”もあるし、LINEグループでつながりが簡単に手に入る分、私たちみたいに体を張ってみんなを楽しませようって気概のある子たちは少ないのかもしれません。一部では、隠語を使った売春行為のような案件が横行しているそうです。体の関係なし、食事だけのパパ活もあるそうですが、実際にはそうじゃないことも多いとか。心配です」 昨年8月には大人向けのWebメディア「manmam」を立ち上げた。面白くてエロいをテーマに、あやまんJAPANのメンバーたちがコラムを執筆している。 コロナ禍を経てメンバーの新たな収入源となるものを育てたいと、夢は大きい。
下ネタ全開で走り続けた先に見つけた愛
「一方で、ただ平和に静かに暮らしていきたい、というのも本音なんです」 最後にあやまん監督はそう言った。 「結婚がすべてではないと思っています。ただ産めるのであれば、いまの彼との子どもを産んで育ててみたい。先日、妊活のために子宮筋腫の手術も受けました」 “鉄のパンツ”で自らを律し、恋愛とはほど遠い生活を送ってきた彼女だが、数年前、「チーム結成以来ほぼ初めて」交際相手ができた。 「もう、やっと出会えたという感じで。彼は、あやまんJAPANとして頑張る私が好きだと言ってくれるのです。過去にはこの活動が恋愛に踏み込む大きな足かせになってきたから、本当にうれしかった」 80歳、100歳になっても下ネタを続けてほしいと、彼は応援してくれる。
「だから、80代になっても舞台での“でんぐり返し”がおなじみだった女優の森光子さんみたいに、私もヨボヨボになって『あやまんジェットコースター』で拍手が起こるようになるまでは、絶対にあやまんJAPANをやめられません」 仲間のために、愛のために。あやまん監督は、これからも全力で走り続ける。