ネット公開情報でマイナカードを偽造、都議らになりすましスマホ詐取や口座開設…容疑の男を追送検
偽造マイナンバーカードで東京都議らになりすまし、銀行口座を不正に開設したり、携帯電話を詐取したりしたなどとして、愛知県警と大阪府警の合同捜査本部は20日、名古屋市東区、自営業の男(40)(詐欺罪などで公判中)を詐欺容疑などで名古屋地検に追送検した。
発表によると、男は4月、同区の携帯電話販売店で、都議の氏名などが記載された偽造マイナカードで機種変更を申し込み、スマートフォン(約22万円相当)をだまし取った疑い。昨年12月には千葉県船橋市議名義の偽造マイナカードで開設した銀行口座を悪用し、約100万円を詐取するなどした疑い。
男は、大阪府八尾市議になりすまして高級腕時計を詐取したなどとして、複数回逮捕、起訴されている。
捜査関係者によると、男はインターネットなどで公開されている議員の個人情報を基にマイナカードを偽造し、議員になりすましていた。