アグエロ氏「サッカーはレアルだけのものではない」バロンドール表彰式ボイコットを批判
元アルゼンチン代表FWでイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・シティーでも長くプレーしたセルヒオ・アグエロ氏(36)がスペイン1部レアル・マドリードを批判した。 昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇したRマドリードは、世界最優秀選手賞「バロンドール」(フランスフットボール誌選定)で受賞が有力視されていた所属のブラジル代表FWビニシウスが選ばれず、スペイン代表MFロドリ(マンC)が選出されたことに「激怒」し、選手や監督ら約50人が表彰式をボイコット。この行動に各方面から疑問の声が出るなど、世界中に大きな波紋を広げている。 そんな中、スペインメディア「BESOCCER」によると、アグエロ氏は自身のストリーミングチャンネルを更新。ビニシウスではなくロドリが受賞したことに「当然のことだ。ロドリは世界最高の選手だ。サッカーはレアル・マドリードだけのものではない。みんなのものだ。彼らは当然の権利を持っている」と語ったという。 バロンドールをめぐっては、ブラジル代表勢らがビニシウスの落選に疑問の声を上げ、人種差別を主張する意見も出るなど各方面で論争が起きており、ボイコット騒動を含めて余波はさらに広がっていきそうだ。
東スポWEB