春高バレー"不戦敗"から4年 連覇が途絶えても、川村樹生が忘れない感謝「たくさんの人たちが『東山のバレーが大好きだ』と」
「1部残留できなかったことが情けない」からこそ
大学ラストイヤー。春季リーグは5勝6敗の7位で終えたが、秋季リーグは最終日、専修大学に1-3で敗れ、2勝で4チームが並ぶ中、セット率で12位となり入れ替え戦へ。2部優勝の東京学芸大学にフルセットの末に敗れた。今まで以上に映像も見返し、万全の準備をしていたつもりだったが、それでも敗れた悔しさ以上に「後輩たちのために1部残留ができなかったことが情けない」。だからこそ、と誓う。 「残りの時間は少ないですけど、やれることは全部やって、最後の最後こそ後悔がないように戦いたい。最後までとにかくすべて出し切って、頑張っている姿を後輩に見せたいし、結果としても残したい。全カレって、4年生にとっては後輩を勝たせたいと思う大会であるからこそ、後輩からも『この4年生を勝たせたい』と思われる存在にならないと結果にはつながらないと思うんです。自分たちが頑張って、チームとしても引き上げられるように。とにかくハードワークして、後悔しないように出し切りたいです」 高校の最後は、完全燃焼すらできずに終わった。全力で取り組んできた日々を信じ、大学ラストの全日本インカレですべてを出し切って、今度こそ、最後は笑顔で終わりたい。
田中夕子