【日大戦力分析】箱根駅伝上位進出へカギは「1、2、3区」予選会個人1位・キップケメイや大橋、山口月に期待
スポーツ報知では第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)の全21チームを連載で紹介する。第18回は2年連続91回目出場の日大。 * * * 2年連続91回目の出場となる今大会、日大は前回の15位を上回る14位以上を目標に掲げる。登録選手は4年生が3人と少なく、就任2年目の新監督は「まだ発展途上のチーム。一人ひとりが箱根路を身をもって体験してほしい」と冷静に話す。 7位で通過した10月の予選会は、ケニア人のキップケメイ(2年)が2年連続個人1位。本戦でも2年連続2区を託す可能性が高い。前回本戦で3区4位と好走した安藤は12月に1万メートルで28分38秒82の自己ベストをマークして勢いに乗っており、「前回大会の自分を超えたい」と強い覚悟で今季も3区を希望。前回走った7人全員がメンバー入りし、5、6区と山の特殊区間を走った大橋、山口月も健在だ。新監督が、カギは「1区、2区、3区です」と話す序盤で流れに乗りたい。 ◆日大 1921年創部。箱根駅伝には22年の第3回大会で初出場。35年からの4連覇を含め、優勝12回。出雲駅伝は優勝5回。全日本大学駅伝は優勝3回。学生3大駅伝通算20勝は駒大、日体大に続き、早大と並んで3位。練習拠点は世田谷区。タスキの色は桜色。長距離部員は選手43人、学生スタッフ12人。主なOBはマラソンで五輪3大会出場の宇佐美彰朗氏、箱根駅伝2度出場の俳優・和田正人。
報知新聞社