ドラマ『量産型リコ』三女・香絵役をオーディションで射止めた新人俳優・佐月絵美、演技審査での秘話を告白「女子高生っぽくというより少しおじさんぽく演じました」
■「監督ともたくさん話し合って香絵ちゃんを作っていきました」
――実際にドラマをオンエアで観た際は、いかがでしたか? 「オンエア前に完パケ(編集が完了した映像)をいただいて観てはいたのですが、それとは違って実際のオンエアでは間にCMが流れていたり、母がSNSでドラマの感想を見つけて一緒にそれを見たりしたときに、"本当にテレビで放送されているんだ”って思いました。これまではセリフがあまりないレギュラーの生徒役だったり、エキストラだったり、みなさんそうところからのスタートだとは思いますが、そういった経験を経て、今回はメインキャストとしてしっかりとした役の設定をもらって、それについて監督ともたくさん話し合う時間をいただいて。今まで以上に役についてたくさん考えて挑んだ作品だったので、すごく嬉しかったですし、自分の成長も感じられる機会になったなと思っています」 ――演じている香絵については、どのような印象を抱きましたか? 「香絵ちゃんは自由人ではあるのですが、達観していて大人びていて、でも甘え上手な一面もあって、立ち回りが上手いんですよね。第8話(8月15日放送)では、香絵ちゃんが進路に悩むシーンがあって、今までの回ではリコのことをあまり姉だと思っていない感じに映っていると思うのですが、改めてお姉ちゃんだなって思う描写があるんです。そのときの香絵ちゃんの表情とかにも出ていると思うのですが、そういった思春期らしい一面も持った子なのかなと思って、監督ともたくさん話し合って香絵ちゃんを作っていきました」 ――ご自身の性格と比べて、似ているところ、また似ていないなと思う部分は? 「似ているところは良く寝るところです(笑)。あと、私にも兄がいるのですが、あまり“お兄ちゃん”って思っていないところも似ているかもしれないです。なめているとかそういうことではなく、尊敬はしているのですが、すごくラフに接することができる仲という感じで。そういう部分が自分と似ているかなと思います。演じていて尊敬するなと感じたのは、好きなことに対して、嫌いになりたくないから諦めようかな…とか、何も考えてないようで、ちゃんと未来を見据えて考えたりできるところはすごいなって思いました。好きなことや興味のあることって途中で飽きちゃったりすることもあると思うんですけど、幼少期からずっと同じものを好きで追っかけられているところも尊敬できるなって思いました。わりとどの回を観ても、香絵ちゃんはスマホを持って映像を観ているというシーンがあるので、改めて客観視したときに、"この子は本当に映像が好きなんだな”って感じました」 ――"家族”がテーマとなっている今作。ドラマを通して、与田さん演じるリコをはじめ、小向家の雰囲気がすごく素敵だなと感じますが、撮影現場の雰囲気はいかがですか? 「シーズン3から参加するということで、すでに出来上がっているチームに入ることに対して、最初はすごく緊張していたのですが、監督がお三方とも温かくてコミカルな方々だったり、スタッフさん同士もすごく仲良いのが伝わってきたり、現場の雰囲気はすごく温かいです。私が監督に質問しに行っても、全部受け入れてくださって『そうだね。だけど、こういう感じもやってみようか』と言ってくださったり、最初の衣裳合わせの時点から心配ないなと思うくらい、温かい現場だなと感じました。キャストの皆さんも、私が緊張しているように見えたからなのか、私の趣味について聞いてくださったり、『普段は何をしているの?』など、気さくに話しかけてくださって、皆さんすごく優しかったです。ご飯休憩のときもみんなで一緒に食べたりして、いろんな話をしたので、自然と家族っぽい感じになっていったような気がします」 ――ドラマの設定通り、"末っ子”に接するような感じで接してくださったんですかね。 「そうですね。本当にたくさん話しかけてくださったり、すごく可愛がっていただきました。でも、クランクアップのときに『すごく肝っ玉あるよね』とか、『最初から大物感がすごかった』と言われて(笑)。たぶん、皆さんが優しい方々だったので、"よし、行くぞ!”と思い切っていけたのかなって思います。普段の私は、緊張でガチガチで現場でもキャストの方とはあまり話せなかったりするタイプなのですが、私からも話しかけられるくらい、本当に温かい雰囲気だったんだと思います。撮影が終わったとき、“帰りたくない!”と思ったくらい、すごく良い雰囲気の中でやれて、本当に楽しかったです」
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