女性に多い「緑内障」。20人に1人が発症! 更年期・老眼と見分けるポイントは?
Q.緑内障を早期発見するにはどうしたらいいですか?
緑内障は早期発見が重要です。 早期の段階で発見することで、治療を早くスタートし、その分進行を遅らせることができます。 まずは眼科で検査を受けましょう。 緑内障の検査は、眼圧検査、眼底検査、視野検査が行われることが一般的ですが、人間ドックや定期検診の場合は、眼底検査が行われない場合もあります。 とくに、慢性緑内障の場合、眼圧が高くない場合が多く、眼圧検査だけでは判断できないこともあるので、なるべく眼底検査が含まれる検査を受けましょう。
Q.緑内障の予防方法はありますか?
緑内障の原因は明確になっておらず、予防法も確立されていませんが、眼圧を上げないように日常生活から気をつけることである程度進行を遅らせられるといわれています。 また、眼圧や血流は、自律神経の影響を強く受けます。 食事、運動、睡眠など、生活習慣をきちんと整え、自律神経の調子を崩さないようにしましょう。 うつ伏せ姿勢や、首元がキツい洋服は眼圧が上昇する原因になります。 スマートフォンやパソコンなどで目を長時間酷使するような習慣もなるべく控えましょう。 【前編】では、50代になったら多少の見えづらさはしかたない? 老眼と「緑内障」の違いは? どんな症状?…についてお伺いしました。 ▶つづきの【後編】では、日ごろからやっておくべき目のセルフケアとして、ツボや漢方薬の取り入れ方について教えていただきます。
あんしん漢方/薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 碇 純子