年末年始は「9連休」! 18きっぷでゆったり「鈍行旅行」を予定していたけど、まさかの「改定」が!? 購入前に知っておきたいポイントを解説
2024年度の年末年始は、12月28日から1月5日までの「9連休」であるという人も多いでしょう。年末年始は実家への帰省や自宅で過ごす予定の人も多いかもしれませんが、せっかくの長期連休を利用してゆったりとした旅行に出かけたいと考える人もいますよね。 「青春18きっぷ」は、そんなのんびりと各地を巡る「鈍行旅行」を楽しむのにうってつけのきっぷです。しかし、2024年冬の青春18きっぷは、利用規約の変更があり、これまでのように連休をフルに使った自由な旅行ができなくなってしまいました。 本記事では、青春18きっぷの変更点について解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
青春18きっぷとは
青春18きっぷは、JRの在来線全線を利用できるお得なきっぷで、学生を中心に多くの鉄道ファンに親しまれています。従来のきっぷは1枚で「5日間分」の使用が可能で、電車を利用した自由な旅行を楽しめることから、特に長期休暇時に重宝されていました。 毎年春、夏、冬のシーズンに販売され、電車好きの定番の旅行アイテムでもあります。
2024年に変更された利用上のルール
2024年冬に販売される青春18きっぷは、ルールが従来のものから一部改定されました。きっぷは「5日間用」に加え、新たに「3日間用」が発売されます。5日間用きっぷに関してはこれまで通り、5日分の利用が可能なことは変わりませんが、利用期間に関して重要な変更点があります。 それは、利用期間が「連続した5日間」となり、以前のように有効期間内で自分の使用したい日を選んで利用することができなくなったことです。3日間用きっぷも同様に利用期間が「連続した3日間」に限定されたものとなっています。
連続した「5日間」「3日間」とは
連続した「5日間」あるいは「3日間」となることで、旅のスタイルはどう変わるのでしょうか。 従来のきっぷであれば、有効期限内に「5日間分」の利用ができたので、例えば12月に2泊3日の旅行計画を立て、行きと帰りの往復利用で「2日分」、さらに1月に4泊5日の旅行をし、往復と中日の移動で「3日分」と、日にちを分けて「合計5日間分」として利用できました。 ところが、きっぷの利用が「連続5日間」となると、4泊5日の旅行で使用する場合、たとえきっぷを使用しない日があっても、「5日分使用した」とカウントされてしまいます。そのため、5日間あるいは3日間常に電車を利用しないと、結果的に「損」になってしまうことも考えられるのです。