第1子妊娠中の元℃-ute・矢島舞美。「俺、お父さんになるのに、何もできない…」とへこむ夫に名づけをお願い
友だちの出産シーンを見て、出産は命懸けなんだと実感
――お友だちや仕事仲間など、先輩ママから妊娠や出産に関してのアドバイスをもらうことはありますか? 矢島 妊娠初期のころは、仲のいい友だちだけに妊娠のことを伝えていたんです。すでにママになっている友だちにはたくさんアドバイスをもらいましたね。切迫流産で入院していたときには、妊娠・出産レポの漫画本を病院に届けてくれたり。それを読んで、自分の妊娠生活と照らし合わせたりもしていました。 あとは、出産までに用意するものについてもいろいろアドバイスをもらいました。早めに用意したほうがいいもの、生まれてからでもいいものなど、けっこうこまかく教えてもらえたのはよかったですね。 出産に関しては、先輩ママの話を聞いていると、正直恐怖でしかないです(笑)。出産のときの動画を親友に見せてもらったことがあるのですが、それを見ただけで泣けてきてしまって、出産ってやっぱり命懸けなんだというのも実感しました。本当に、世の中のママはすごいなって思います。 ――妊娠をしながら仕事をする中で、社会のしくみや制度で、もっとこうなったらいいのに感じることはありますか? 矢島 私自身は、妊娠中に嫌な思いをしたことはないんです。でも、妊婦さんの体のことを理解していない方から嫌みな言葉を投げかけられたり、妊娠に関して周囲の理解が得られない…という話を聞きます。女性でも、初めての妊娠では、自分の体がどうなっていくのかもわからないし、どんな症状がこれから起こるのかも想像できないですよね。それが男性なら、なおさらだと思うんです。 だから、だれもが、妊娠するとどんな症状があって、どんなことが大変なのかを知る機会があるといいなと思っています。 あとは、子育てにはすごくお金がかかりますよね。それで、妊娠中も産後も働きたいし、働かなければいけないという方も多いと思います。ただ、妊娠中はつわりや体調不良で仕事どころではなかったり、産後は体の回復具合に時間がかかってしまったりして、実際にはなかなかうまくはいかないですよね。そういった体調面での問題や、「子どもの成長をしっかり見守りたい」というママたちの気持ちを大事にしつつ、一方で働くこともできるような、妊婦さんやママたちに優しい社会のしくみがあったらいいなと思います。 また、自分で調べて申請しないといけない制度やサービスも多いなと感じました。私自身も区役所に行ってお話を聞く機会があったのですが、やるべきことがたくさんありすぎて、これは大変だなと思いました。もっとわかりやすく、それでいて損をしないように、制度が使えるようになるといいですよね。