〔東京株式〕安値もみ合い=米雇用統計待ちで買い強まらず(10日後場中盤)
(13時45分)日経平均株価はこの日の安値圏でもみ合っている。特に新しい売り材料は出ていないが、「米雇用統計の発表を待つ状態になっており、買いは引っ込んでいる」(銀行系証券)という。引き続きファーストリテ <9983> が日経平均の重しになっているほか、直近上昇した銀行株なども総じて安い。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比295円18銭安の3万9309円91銭と、前場引け値を下回って始まった。3連休を前に持ち高調整の売りなどが出ており、日経平均は上値が重い。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比193円33銭安の3万9411円76銭、東証株価指数(TOPIX)は8.35ポイント安の2727.57と、ともに続落した。指数に占めるウエートが大きいファーストリテが決算発表を受けて売られ、日経平均を押し下げた。一方、半導体関連株の一角などは買われて相場を下支えした。 55%の銘柄が値下がりし、41%が値上がりした。出来高は9億1491万株、売買代金は2兆2780億円。 業種別株価指数(33業種)は海運業、銀行業、医薬品、小売業などが下落した。上昇は非鉄金属、金属製品など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高1億5732万株。 【グロース】グロース250は反発。グロースCoreは小幅安。 (10時19分)日経平均株価は下げ幅拡大。朝の売買が一段落した後、いったん下げ渋ったが、戻りの鈍さが見られると再び売りが強まり、下げ幅は一時400円を超えた。「ファーストリテ <9983> が1銘柄だけで日経平均を300円以上押し下げており、日経平均続落の主因」(大手証券)とされるが、プライム市場全体を見ても時間の経過とともに値下がり銘柄数が増えており、買いの勢いは鈍い。下値のサポートラインとなっていた25日移動平均線を割り込み、1月きりの特別清算指数(SQ、3万9343円)も下回っている。 (寄り付き)前場の日経平均株価は、前日比54円84銭安の3万9550円25銭で始まった。主力銘柄の一角で売りが先行し、株価指数の重しになっている。