パイオニア、SDV時代に向けた次世代空間オーディオのデモカーを「CES 2025」に出展
パイオニアは12月16日、22個のスピーカーを使った次世代の空間オーディオのデモカーなど、米ネバダ州・ラスベガス市で開催される「CES 2025」(2025年1月7日~10日開催)に出展すると発表した。 パイオニアブースでは、SDV(Software Defined Vehicle)時代に向けたサウンド統合プラットフォームや二輪向けのコネクテッドソリューションの初公開など、創業以来培ってきた車室内サウンドに関する知見や、コネクティビティ、センシング、AIといった新たな強みを活かしたさまざまな商品・サービスを展示する。 ■ SDV時代に最適な、拡張性の高い独自のサウンド統合プラットフォーム パイオニアが50年以上にわたり培ってきた技術とノウハウを活用し、自動車メーカー・車種別のニーズに応じて、自社およびサードパーティーのサウンドソリューションを実装できる拡張性の高いサウンド統合プラットフォームを紹介。22個のスピーカーを使った次世代の空間オーディオをデモカーで体験できるようにする。 ■ 二輪用コネクテッドソリューション 純正装着用スマートクラスターのほか、ディーラーオプション用スマートディスプレイ、ライドレコーダーなどの二輪車向けコネクテッドデバイスを展示。ライダーアシスト、緊急通報、安全ナビゲーションなど、新たな二輪向けHMIやソリューションサービスをデモンストレーションする。 ■ 車載カメラ用高性能AIコンピューティングプラットフォーム 車載カメラで撮影した映像からドライバーのストレスレベルを検出し、運転中の健康状態を把握・安全運転を支援するシステムなど、AIで複数の車載カメラ映像を処理し、高度な運転支援機能を提供する高性能コンピューティングプラットフォームを展示。 ■ コネクテッドドライブレコーダーソリューション 通信型車載カメラデバイスとクラウドプラットフォームを連携し、ドライバーモニターや衝突検知、E-call、車両運行管理、事故映像分析をAI技術でサポートする、次世代コネクテッドドライブレコーダーソリューションを紹介。 ■ モビリティデータや位置情報を活用したソリューションサービス 日本国内向けに展開している四輪向け/二輪向けのクラウド型ナビゲーションアプリ「COCCHi」「MOTTO GO」を展示。「COCCHi」では、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を活用したUX(ユーザーエクスペリエンス)向上の取り組みも紹介。また、データの可視化と一元管理でモビリティ関連の課題をワンストップで解決するフリートマネジメントサービス「MobilityOne」のデモンストレーションも行なわれる。 ■ 「CES 2025」概要 開催期間:2025年1月7日~10日(米国東海岸時間) パイオニアブース:ラスベガス・コンベンション・センター 西ホール3528番ブース
Car Watch,編集部:椿山和雄