【注目ドライバー】アルピーヌの屋台骨を支えるエステバン・オコン、旧知の仲ガスリーとの共闘は2季目に突入|アルピーヌ|F1
2021年ハンガリーGPで待望の初優勝をマークしたオコン。2024年は上位勢に迫る走りを見せることができるのだろうか。
母国フランスでキャリアをスタート
1996年、フランスに生を受けたエステバン・オコンは、幼少期からカートに親しみ、2004年からキャリアをスタートさせる。すぐさま頭角を現したオコンは2007年、2008年と国内のカート選手権でタイトルを獲得し、注目のティーンエイジャーとして期待される存在となった。 その後、2012年からフォーミュラ・ルノー2.0に参戦し、ルーキーイヤーから上位で結果を残す。翌2013年には年間3位に入った走りが評価され、2014年からはFIAフォーミュラ3・ヨーロピアン選手権へのステップアップを果たした。 着々とカテゴリーをステップアップしたオコンの勢いは留まらず、初参戦のFIA フォーミュラ3・ヨーロピアン選手権でタイトルを獲得したのち、2014年の最終戦アブダビGPでロータスからフリー走行への出走機会が与えられた。
テストドライバーを経てF1デビュー
2015年はフォース・インディアでテストドライバーを務めつつ、GP3にも参戦。そこでは参戦初年度でタイトルを手中にし、翌2016年はメルセデスとルノー、両方のテストドライバーに任命された。 複数の自動車メーカーからサポートを受けるという異例の状況に置かれたオコンは、第13戦ベルギーGPからリオ・ハリアントに代わって、マノー・レーシングのシートを獲得。ついにレギュラードライバーとして、F1デビューを果たした。非力なマシンで9レースを戦ったが、その走りは非常に高く評価され、2017年シーズンのフォース・インディアとの契約を勝ち取ることになった。 フォース・インディアでの1年目は素晴らしいシーズンとなり、全20戦中18回の入賞を果たし、その評価に恥じない実力を発揮。しかしチームメイトのセルジオ・ペレスとの同士討ちが相次ぎ、チーム側がチームオーダーでコントロールする事態となった。