ママ友は作らない、性の話は隠さない。ミニマリストが「子育てでやめてよかった」3つ
実際にやってきたアプローチ
やらなければいけないことを先送りにする我が子に、私が実際にやってきたアプローチは以下である。 子どもがスマホやゲームに没頭する。 ↓ 宿題を忘れる。 ↓ 学校で叱られる。 ↓ 家に帰ってきたら、先生に注意された時にどんな嫌な気持ちだったか、及び、宿題を忘れたことによって起こった1日の弊害を事細かに思い出してもらう。同じ過ちを繰り返さないためにはどんな方法があるかを一緒に考える。親の私が手伝えることがあれば聞く。この時点で大体「忘れないように声をかけてほしい」ぐらいしか頼まれないのである。 ↓ また同じ過ちを繰り返しそうな我が子を発見する。 ↓ 「この間、宿題を忘れてどんなことが起こってどんな気持ちになったんだっけ?」と、声かけに伴いあの日の嫌な気持ちを引き出す。 これだけだ。私は子どもの学校生活のことで腹を立てたりしないので、我が子たちは学校での失敗や先生から叱られたことなどは隠さなかった。できるだけその日のうちにじっくり話を聞き出して子どもたちに振り返りをしてもらった。 それに加えて、「先にやることをやっていればスマホもゲームもなんぼでもやっていいよ」と親指を立てて声かけをしていた。そんな合わせ技をお見舞いすると「やるべきことを先にやっとけば誰にも邪魔されない」となり、何も言わなくてもやるべきことをさっさとやるようになった。 スマホやゲームは制限しなくても問題はなかった。問題の本質はデバイスではないのだから。
性の話を隠すのはやめた
性に関する話も隠すのはやめた。私のヤング時代では、「性」に関する話題はお下品な話というイメージがあり毛嫌いする人も多かった。学校でも、生理の授業は男子生徒がいない別室でコソコソと隠れるように受けた記憶がある。生理の授業が終わった後は「男子には軽い気持ちで話さないでね」と口止めをされた。 「女子だけ別の部屋で何してたん!? お菓子もらってたんちゃうん!? ズルイ! ズルイ!」と、クラスの男子たちにヤイヤイ言われながらも、先生に言われた通り「男子には話さない」を、女子みんなで死守した記憶がある。 ちなみに授業前と授業後では、人間のレベルがぐんと上がった気がして「お菓子もらったんやろ!」と、騒ぐ男子が、ミジンコみたいに見えた記憶もある。