小型EVトラックにもテールゲートリフタ! 新明和がフォロフライの「F1」トラックに対応した「すいちょくゲート」発売!!
新明和工業は、普通免許で乗れるEVトラックとして期待がかかるフォロフライの「F1TS」への架装に対応したテールゲートリフタを発売した。EVトラックへのテールゲートリフタ架装を拡大し、カーボンニュートラル実現に貢献する。 【画像ギャラリー】EVトラックに対応する新明和の「すいちょくゲート」(4枚) 文/トラックマガジン「フルロード」編集部 写真/新明和工業株式会社・フルロード編集部
フォロフライのEVトラックに対応した「すいちょくゲート」発売
新明和工業株式会社は2024年11月18日、フォロフライ株式会社のEVトラック「F1TS」への架装に対応したテールゲートリフタ「すいちょくゲート」をラインアップに加え、同日より販売を開始した。 この「すいちょくゲート」は、架装したEVトラックの電力を用いてテールゲートリフタ装置を作動する。これにより荷役作業中はもとより、車両走行中もCO2の排出がなく、カーボンニュートラルの実現に貢献する。 同社は2024年5月に東京ビッグサイトで開催された「2024NEW環境展」に、オール電動の実車4台を展示したが、その内の1台としてフォロフライのEVトラックに架装したすいちょくゲートを参考出品していた。 積載量1トンクラスの平ボディトラックである同車は、新普通免許で乗れるEVトラックとして人手不足が深刻化する運送業界からも期待されている。重量物の運搬や荷役作業の効率化につながるテールゲートリフタを、小型EVトラックに架装したいというニーズは確実にあるだろう。 テールゲートリフタの動力は、走行用の高圧バッテリーではなく、車両にもともと搭載されている(補機用の)12V補助バッテリーから得ており、すいちょくゲートを搭載した場合の最大積載量は900kgになるそうだ。 新明和工業はテールゲートリフタの国内トップメーカーで、「性能、品質のさらなる向上、および、市場ニーズに適した商品ラインアップを図ることで、お客様にとってより価値のある製品の提供に努めてまいります」としている。 F1TSトラック架装するすいちょくゲートの特徴は次の通りだ。 (1) カーボンニュートラルの実現に貢献 電力を用いて車両走行とテールゲートリフタ装置を作動するので、CO2を排出しないゼロエミッション作業が可能。 (2) 走行中の誤作動を防ぐ 車両走行中のテールゲートリフタ作動を防止する回路を追加し、安全性を向上。 (3) テールゲートリフタ作動による補助バッテリーあがりを防止 走行用バッテリーから補助バッテリーに給電されている状態に限り、テールゲートリフタの作動を可能とする回路を追加し、テールゲートリフタを作動させる補助バッテリーの充電切れを防止。 架装対象車となるフォロフライ「F1TS」及び「すいちょくゲート」の仕様は次の通り。 車両仕様 全長 : 4,750 mm 全幅 : 1,635 mm 全高 : 1,985 mm (荷台内法寸法) 長さ : 2,915 mm 幅 : 1,540 mm 高さ : 370 mm 最大積載量 : 900 kg テールゲートリフタ仕様 架装型式 : REC04-1102 昇降能力 : 400 kg ゲート長 : 830 mm ゲート幅 : 1,510 mm テーパ長 : 130 mm テーパ角度 : 30度