世帯年収「500万円台」でも…日本の家族が悶絶する「住宅ローン返済額」
住宅ローン「理解していない」40%超えの衝撃度
住宅金融支援機構『住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2024年4月調査)】』では、変動型や固定金利選択型で住宅ローンを組んでいる人に商品特性やリスクに関する理解度について聞いたところ、「理解しているか少し不安」「よく理解していない」「全く理解していない」が合わせて40%~50%を占めていることが発表されています。「なんとなく」で莫大なローンを組んでいる実態が見て取れます。 「細かい数字見てもよくわからないし、まあ、プロに任せておけば大丈夫でしょ」…そんな油断は禁物です。不動産取引の経験を持つグランドネクスト株式会社代表・小島優一氏は下記のような例を挙げ、リスク喚起をしています。 “怖い一例があります。他の仲介会社で不動産を購入されたお客様ですが、その仲介会社で十分な説明を受けずに、すすめられた銀行で住宅ローンを組み売買契約をしていました。そのお客様は5,950万円の都内マンションをフルローンで購入しており、よくよく調べてみると、35年間に金利だけで800万円も支払うことに気づいてしまったのです。「もっといい条件の銀行があったのでは…」と後悔の日々を送っているとのことでした。”(2021/3/24 幻冬舎ゴールドオンライン連載『 都内マンションを購入したが…大後悔した「住宅ローン返済額」 』) マイホームは人生で最も大きな買い物のひとつ。人生設計に沿った住宅ローンを組むためには、情報収集はもちろんのこと、税控除の確認、セカンドオピニオンへのヒアリングは必須といえましょう。
THE GOLD ONLINE編集部