中部空港、自動運転車いす「WHILL」正式導入 T2で10/1から、地域初
中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社(CJIAC)は9月17日、WHILL社(東京・品川区)が開発する1人乗りの自動運転パーソナルモビリティ(自動運転電動車いす)「WHILL(ウィル)」を導入すると発表した。LCC専用の第2ターミナル(T2)で、10月1日から正式運用する。WHILLを導入するのは、中部地域では初となる。 【写真】セントレアに導入されるWHILL 国内線・国際線の出発コンコースで運用し、保安検査場・出国審査場通過後から搭乗ゲートまでの移動をサポートする。T2出発客が利用できる無料のサービスで、利用者がWHILLの待機場所で乗車し、搭乗口と免税店を指定すると自動運転で案内する。利用者は座ったまま移動でき、空港スタッフの付き添いも不要。目的地に着くと待機場所まで自動で返却される。 運用時間は国内線が午前6時から午後1時まで、国際線が午前11時から午後8時まで。国内線・国際線で2台ずつ導入する。料金は無料。 中部空港のT2では2023年12月から、WHILLの実証運行をスタート。利用状況や意見を踏まえ、正式導入を決定した。
Yusuke KOHASE