「もうしばらく殿様気分で」丸亀城で城泊を体験 1泊126万円超
香川県丸亀市の丸亀城に宿泊できる「城泊(しろはく)」を16日から1泊2日で利用した宇多津町のボートレーサー、三嶌誠司さん(56)=日本モーターボート選手会香川支部所属=が17日、「もうしばらく殿様気分でいたい」と城泊の感想を語った。 【写真】中津万象園を散策する三嶌誠司さんと妻の利江さん=2024年12月17日午前11時22分、丸亀市、増田洋一撮影 丸亀城の城泊は7月に始まり、利用者は三嶌さんが2組目。坂出市出身の三嶌さんは、善通寺市出身の妻利江さんと2人で丸亀城に泊まった。2人とも子どものころから丸亀城を見て育ったという。 三嶌さんは「遠山の金さん」気分で選んだという赤い和服姿。「非日常的な体験ができたし、普段は食べられない料理を味わうことができました」と話す。夜の天守閣を貸し切りにして、夜景を眺めながら酒を味わい、「ぜいたくの一言に尽きます」。 丸亀城の城泊は、三の丸にある延寿閣別館に泊まる。基本パッケージの料金は2人1泊2食付きで税込み126万5千円。全国に12しかない、江戸時代以前から残る天守を貸し切りにしての「ナイトラウンジ」を楽しめる他、翌朝に丸亀市内の大名庭園「中津万象園」に移動して、現存する日本最古の煎茶室「観潮楼」での煎茶道などを体験することができる。 三嶌さんは2日目の殿様体験を終え、報道陣の取材に応じた。「126万円という料金に十分見合うものをいただいたので、僕は満足しています」(増田洋一)
朝日新聞社