ドジャース、満塁被弾の新人右腕「みんなを落胆させてしまった」 ブルペンゲーム裏目完敗も「今でも自信持っている」
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース3ー7メッツ」(14日、ロサンゼルス) ドジャースは先発のビューラーではなく、ブルペンゲームを選択。元広島のベテラン救援右腕、ブレイシアを先発のマウンドに送ったが、先頭リンドアにいきなり被弾。さらに二回に登板した新人のナックが満塁弾を浴びるなどして5点を失い、いきなり6点ビハインドの厳しい展開となった。 ポストシーズンは先発投手として登録メンバー入りしたナック。1勝2敗の崖っぷちで臨んだ9日のパドレスとの地区シリーズ第4戦に投げることも考えられたが、チームはブルペンゲームを選択し、同投手は8点リードの九回から8番手で登板して完封勝利に貢献した。 この日は地区シリーズ第3戦に先発したビューラーが中5日で登板させる選択肢にあったが、試合前のロバーツ監督は同投手を第4戦で起用すると明言。ブルペンゲームで連勝を狙ったが、ブレイシアが先頭打者被弾で出鼻をくじかれると、2番手で投入したナックも1死一、二塁から適時二塁打で1点を失う。さらに初回先頭弾のリンドアを敬遠する満塁策も裏目に…最悪の結果となった。 試合後のナックは自身の投球について「シャープな感じではなかった。外角低めに投げなければいけなかったのにそれができなかった。流れを作ることができなかった」と反省し、「自分の仕事ができなかった。みんなを失望させてしまった」。しかし、その表情に暗さはなく、「前を向き、引き続き、今やるべきことに取り組んでいくだけ」と話し、「僕たちは今もとても自信を持っていると思う。もちろん、今日の試合は取りたかったけど、とても良い状態でニューヨークに入られると思う」と話した。