サントリーが25年を白星発進 いきなり全開の高橋藍「非常に良いものが出せた」
◇バレーボール 大同生命SVリーグ第11節 サントリーサンバーズ大阪3―1東レアローズ静岡(2025年1月4日 エディオンアリーナ大阪) 4日は各地で男女12試合が行われ、男子はサントリーが本拠地の大阪で東レ静岡を3―1で下した。昨夏のパリ五輪日本代表・高橋藍(23)はチーム2位の21得点を挙げる活躍で、25年の初戦を白星で飾った。首位を走る大阪Bは3―1で愛知を破った。 25年初戦を最高の形で滑り出した。今年の干支(えと)が巳(み)年ということもあり、9月に24歳を迎える年男の高橋は、ヘビのぬいぐるみとともに登場。第2セットではマッチポイントを決めるなど、チーム2位の21得点と躍動した。 「1セット目のスタートでは相手にリードされる場面があったけどしっかり取り切れたのは良かった。自分のパフォーマンス的には非常に良いものが出せたんじゃないかな」 昨年12月に天皇杯を制し、次の目標に掲げるのがSVリーグ初代王者だ。13勝6敗で4位につける。元日からチームは始動しており、年末年始は12月31日しかオフはなかったが、リフレッシュできたようで「家族と過ごして、ゆっくりしながら少しお酒を飲んで。お寿司を食べに行って、それくらいしかしていない」と笑った。 昨年は日本代表としてパリ五輪に出場。準々決勝のイタリア戦ではフルセットの末に逆転負けとなったが、悔しさを胸に「経験として自分にはプラスになった。ロスで勝っていくために、経験を生かして準備していきたい」とすでに28年ロサンゼルス五輪へ視線を向けている。25年は縁起が良い巳年。年男は新年からアクセル全開で突っ走る。 (山手 あかり)