「忙しい」が口癖の人は自分の安売り状態 モノが余る時代には働き方も縮小すべき 収入が低くても「豊かな時間」過ごす
たとえ収入が低くても「豊かな時間を過ごす」ことができれば、それは安売りではないということ。すばらしいことだと思います。
私たちオジさん世代は若い頃から中年にかけて馬車馬のように働いてきました。しかしそうやって生産したものが余ってしまっている以上、その働き方自体を縮小すべきなのかもしれません。年末に向け、ペースを変えて優雅な時間を過ごそうじゃありませんか、ご同輩。
■田中靖浩(たなか・やすひろ) 公認会計士、作家。三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社勤務を経て独立開業。会計・経営・歴史分野の執筆・講師、経営コンサルティングなど堅めの仕事から、落語家・講談師との共演、絵本・児童書を手掛けるなど幅広くポップに活躍中。「会計の世界史」(日本経済新聞出版社)などヒット作多数。