真夜中に目が覚めて寝付けない......専門家が教える解決策は?
ピエール・フィリップ教授はフランスの睡眠専門医で、インスタを通じて睡眠に関する情報を発信している。最近、夜中に目が覚める原因を指摘した動画をいくつか投稿した。 睡眠不足の身体が発する、8つのSOS 夜中に目が覚めて、朝まで寝付けないことはないだろうか。頭もスッキリしないうえに睡眠サイクルが妨げられる。真夜中に羊の数を数える事態に陥らないようにするには、目が覚めてしまう原因を理解した上で対策を講じるべきだ。ボルドー大学病院の睡眠科部長で、『Réapprenez à dormir pour être en bonne santé(原題訳:健康になるために眠りを学習しよう)』の著者であるピエール・フィリップ教授は、2月1日にインスタグラムに投稿した動画で原因のひとつについて解説している。
就寝が早すぎる
「よくある間違いは、(中略)就寝が早すぎることです。その結果、夜中に目が覚めやすくなります。」と教授は言う。対策としては就寝時間を遅くすることだ。「そうすることにより、夜の睡眠時間がコンパクトになり、中途覚醒を予防できます」 ではいつ就寝したらいいのだろう。自分の体を観察し、体が発するサインを感知するのが一番だ。睡眠に詳しい心理学者、セヴリーヌ・ブリュヌによれば、「あくびが出る、まぶたが重い、寒いと感じる、首がこわばるのが眠くなった最初の兆候です」とのこと。
睡眠時無呼吸症候群
ピエール・フィリップ教授は1月にも、真夜中に目が覚める原因を取りあげた動画を2本投稿している。ひとつは不安症によるもの、もうひとつは睡眠時無呼吸症候群によるものだ。「睡眠時無呼吸症候群と呼ばれるものは、いびきを伴い、熟睡感がありません」。もしも自分がそうだと気づいたら、医師の診察を受けることを教授は勧めている。
text: Lena Couffin (madame.lefigaro.fr)