【紅白】坂本冬美 輪島市から中継で「能登はいらんかいね」 復興への祈り…被災者と握手しながら熱唱
演歌歌手の坂本冬美(57)が31日、「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に出場。能登半島地震の被災地、石川県輪島市からの生中継で「能登はいらんかいね」を歌い上げた。 同曲をきっかけに何度も共演してきた地元の伝統文化「御陣乗太鼓」の保存会の人々とパフォーマンス。輪島高校の体育館には被災した地元の住民約300人が集結。一人一人と握手しながら、復興への祈りを歌に込めた。 今年1月1日に能登半島を襲った地震から明日で1年。内閣府が24日に発表した震災の被害状況のまとめによると、死者は489人、全壊した住宅は6445棟。9月には記録的豪雨も被災地を襲い、今も街中に爪痕が残る。坂本は1990年に「能登…」を発表以降、能登の人たちと交流。2007年に発生した能登半島地震では、500万円の義援金を寄付した。 今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。 今年の紅白の司会はお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーの4人が務める。