BNPパリバ、アクサの資産運用部門買収で最終合意-51億ユーロ
(ブルームバーグ): フランスの銀行BNPパリバは、アクサの資産運用部門を51億ユーロ(約8300億円)で買収することで最終合意した。ジャンローラン・ボナフェ氏の最高経営責任者(CEO)就任以降で最大の買収案件となる。
両社は独占交渉に入ったと8月に発表した段階で、買収額と取引の概要について合意していた。BNPパリバは21日の発表資料で、買収手続きが来年半ばまでに完了する見通しを示したほか、同行の中核的自己資本(CET1)比率に25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の影響があるだろうと指摘し、これまでのガイダンスを確認した。
今回の取引によって、運用資産約1兆5000億ユーロを擁する欧州最大級の資産運用会社が誕生する。資産の大半はプライベートクレジットやインフラ、不動産など、人気があり通常は収益性の高い分野にある。アクサは2000億ユーロ強を追加する。
BNPは運用資産規模で欧州首位のアムンディに対抗できるようになるが、ブラックロックやバンガード・グループといった米国勢にはなお遠く及ばない見通し。
原題:BNP Paribas Signs €5.1 Billion Deal to Buy Axa’s Asset Manager(抜粋)
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Christian Baumgaertel