ドラフトの目玉の明大・宗山塁、4打数無安打「打者が自分のスイングをさせてもらえなかった」/東京六大学
東京六大学野球秋季リーグ第6週第1日(19日、明大2-3早大、神宮)1回戦2試合が行われ、2季連続優勝を目指す早大は、勝ち点3で首位に並ぶ明大を3-2で下した。プロ志望届を提出し、24日のドラフト会議で指名を待つ山県秀内野手(4年)が「2番・遊撃」で先発。九回、相手の隙を見逃さない状況判断に優れた送球でオーバーランした走者を刺し、1点差勝利に貢献。ドラフトの目玉といわれる明大・宗山塁内野手(4年)との〝遊撃手対決〟で、野球偏差値の高さを見せた。法大は慶大に3-1で先勝した。 今秋ドラフト1位候補の宗山は4打数無安打。早大の3年生エース、伊藤樹のコーナーに投げ分ける制球力と緩急自在の投球に苦しんだ。「伊藤(樹)に気持ちよく投げさせてしまった。なかなか打者が自分のスイングをさせてもらえなかった」と唇をかんだ。ドラフト会議が24日に迫る中、「最後のリーグ戦、早稲田との戦いをまずは勝ちたい」と次戦を見据えた。