合掌の里に響くごう音 富山県南砺市・菅沼集落で火縄銃演武
火縄銃の演武が7日、南砺市上平地域の菅沼合掌造り集落で行われ、観光客らが藩政時代に火薬の原料となる硝石(しょうせき)の一大産地だった五箇山の歴史に触れた。 五箇山塩硝研究会の有志でつくる五箇山塩硝鉄砲隊の7人と、信州上田城真田鉄砲隊(長野)の6人が参加した。 陣羽織姿の五箇山塩硝鉄砲隊と、赤色のよろいを身に着けた上田城真田鉄砲隊が、ほら貝と太鼓の音を合図に“出陣”。大勢の観光客らが見守る中、江戸期から使われてきた火縄銃に火薬を詰め、合掌の里に空砲のごう音を響かせた。