和田秀樹が解説<盆踊りで嫌なことがみんな吹き飛ぶ理由>。「ドーパミンやセロトニンが分泌され、さらには…」
「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「盆踊りに参加して高揚感を味わう」です。 【写真】「奥さんへの依存で夫婦関係は悪化する。本当に助け合わないといけなくなるまでは別行動すべし」と語る和田先生 * * * * * * * ◆盆踊りに参加して高揚感を味わう 日本では今でも各地で盆踊りが行われています。 町内会や商店街が主催する盆踊りもたくさん開催されているので、散歩の途中に町の掲示板などをチェックし、近所の人に声をかけて誘ってみるのもいいでしょう。 提灯が並び、櫓(やぐら)が建つとワクワクしてきます。 夜になって提灯に明かりがつき、屋台からいい香りがしてくると、盆踊り気分が増してきます。 お囃子(はやし)が流れ、体を動かし始めると、脳はどんどん活性化。 ドーパミンやセロトニンが分泌され、多幸感を得られます。
◆ドーパミンやセロトニンだけでなく… さらに、盆踊りは他の人と動きを合わせるチーム感を味わえるので、高揚感を高めるエンドルフィンも分泌されるでしょう。 エンドルフィンの力はとても強く、分泌量が増えると、嫌なことは吹き飛び、免疫力を高める効果も期待できます。 ちょっとオシャレをして、ネイルをして髪を整えて、自信を持って参加してみましょう。 気分よく踊れたら最高です。 ※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。
和田秀樹
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