海外移住で美女が“苦悩”「相手がいない」 お酒が癒し、華やかな世界で感じた孤独
「Wing Stars」を率いるのは韓国人のアン・ジヒョン
2024年から1軍公式戦に参入した台湾プロ野球の新球団、台鋼ホークスはNPB経験のある王柏融外野手(元日ハム)や呉念庭内野手(元西武)が在籍するだけでなく、チア「Wing Stars」も戦いを盛り上げている。「Wing Stars」を率いるのは韓国人のアン・ジヒョンだ。元韓国のトップチアは、10年目のシーズンを台湾で終えた。 【画像】大胆ビキニでパシャリ「なんと美しい」 台綱チアのアン・ジヒョン チアになったのは高校生の時。SNSに「チアにならないか」とスカウトメッセージが届いたことがきっかけだ。「最初は『試しにやってみようかな』という軽い気持ちでした」。韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツなどで、チアを務めたが、当初は10年続けるとは思っていなかった。 「練習も厳しいし、体力も必要です。最初はアルバイト感覚でしたが、チアは試合とファンの気持ちを繋げる。みんなが勝ちに向かって頑張っている姿がいいなと感じて、続けることができました。自分が有名なると、ファンに影響を与えられる。ファンの方が自分の写真を撮ってくれるのも、成長記録みたいで好きです」 チア活動が10年近くなり、一度休もうと思っていたところに、台鋼ホークスから声がかかった。チアとしてだけでなく育成も依頼され、ディレクターをやれる機会は滅多にないと快諾。台湾のチアはテレビやイベント出演もあるため、住まいを台湾南部の都市、高雄市に移した。韓国の焼酎の瓶を5本は飲むというお酒好き。台湾にお酒を飲む相手がいないことが今の悩みだ。
「私がお酒に強すぎて一緒に飲む相手がいない」
「国の食べ物に慣れないと大変ですが、私は台湾の食べ物が好きです。チアのメンバーとコミュニケーションが取れないので中国語を勉強したいのですが、時間がなくてできません。お酒を飲むのが好きだけど、みんな若いし、私がお酒に強すぎて一緒に飲む相手がいないです。寂しいけど逆に健康になります」 台湾ではチアにも応援グッズがあり、選手以上に売れることもある。自分のグッズが発売されていて不思議な感覚だという。また、台湾ではファミリーマートのCMにも出演。「ファミマに入ると自分のCMが流れているのが変な感じです」と苦笑いする。 台湾ではチアを指導する立場でもある。長年の経験で仕事の辛さや難しさはよくわかっている。韓国以上に暑くパフォーマンス中に疲労を感じることもあるが、チアの仕事はファンを盛り上げること。疲れている表情を見せてはだめだと語る。 「見た目はキラキラした仕事ですけど、ステージ以外は練習もあり、疲れるし難しい仕事です。本当にチアをやりたい気持ちがないと続けられない。チームワークがなければ仕事も難しい。チームとして一緒に成長するのが一番大事だとメンバーには伝えています」 日本にも2回来日したことがあり「街がとてもきれいで、私も、私の周りの人も日本が大好きです。日本のお酒も好きです。メンバーと一緒に日本に行きたいです」と笑顔で話す。スタートしたばかりの「Wing Stars」だが、経験豊富なアン・ジヒョンが人気チアグループに導くだろう。
篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki