宮川のごみ、ゲーム感覚で回収 ボートで昴や相可高生徒ら量競う 三重・大台
山商発案のプラスチックフィッシング
「おにぎりせんべい」で知られる㈱マスヤのグループ会社・IXホールディングス(浜田吉司代表取締役社長)は23日午前10時から、三重県多気郡大台町弥起井のB&G海洋センター近くの宮川で「2024プラスチックフィッシングin三瀬谷ダム」を開いた。茂原の県立昴学園高校、多気町相可の同相可高校の生徒らがカヤックなどに乗って河川や三瀬谷ダム湖の清掃に取り組んだ。 プラスチックフィッシングとは、ボートなどを使って水辺のプラスチックごみを集める取り組みで、ゲーム感覚で環境保護に貢献することができる。同宇治山田商業高校の生徒が地域課題研究で発案し、伊勢志摩の海を美しくする活動として、流入河川である宮川の清流日本一を取り戻すことがテーマ。同社が支援し、昨年のテスト大会に続き2回目の実施となった。当日も生徒たちが運営を担った。 この日は同校、昴学園高、相可高、津商業高の生徒の他、大学生など計約40人が参加。チームに分かれてそれぞれがカヤックなどに乗って、収集するごみの量を競った。 約1時間でペットボトルや発泡スチロールなど67.8キロが集まった。再生可能なプラスチックは、新たな製品の原材料として生まれ変わるという。