ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが戦略発表(全文4)分かってないことだらけで夢がある
岡田氏「宇宙に僕らを投げたらどうなるんだろう」
岡田:すごい。変わっているけどね、紙ヒコーキ博物館ってやっているらしいんですよ。それは今治の橋渡った向かいで、福山で。でも土曜日しか開けていないんだって。面白い人だなと、こんなこと言ったら控室へ帰れなくなるけど。 堀江:いや、でもああいう、例えば紙飛行機を宇宙から打ち下ろすとかって思わないですよね、あまり。紙飛行機おじさんじゃないと無理ですよ、ああいう発想は。 岡田:いや、それとやっぱり知識がないと、宇宙に僕ら投げたらどうなるんだろうって、なんかその辺ひゅっとどっか行っちゃうんだろうと思うんだけど、ちゃんと地球の引力に引っ張られてゆっくりゆっくり降りてきて、それをちゃんと分かるらしい、軌道がね。気流があるところに来ると分かんないという。なるほど、じゃあ宇宙の中をこう降りてくるって発想が出ない。 堀江:これ、例えば、これは今は単なる紙飛行機ですけど、本当に衛星の軌道とかから降ろすようになって、大型化したりとかすると、これに何かを乗せて地上に戻すみたいなこともたぶん、荷物を戻すみたいなことも可能なんですよね。 岡田:人間が乗って降りるとか。 堀江:人間は、なかなかちょっと時間が掛かるんで。人間はもしかしたら現実味がないかもしれないですけど。 岡田:堀江さんが今やろうとしている、インフラをつくって、それに乗って安いロケットがぼんぼん打ち上がるようになったら、何かそういうインフラみたいなのができて、そこに乗っていろんなことが起こるだろうということ。 堀江:そうですね。ちょうど僕、先日、「はやぶさ2」というのが新しい、リュウグウという小惑星に着陸成功したじゃないですか。あそこのプロジェクトマネージャをやられている津田さんというJAXAの方と対談させていただいたときに、やっぱりあれイオンエンジンっていう、わりと日本が世界でも先進している、宇宙でしか使えないエンジンがあるんですよ。地上ではなんの役にも立たないんですけど。 ただめちゃくちゃ効率が良くて、こういう僕たちがつくっているロケットエンジンなんかよりめちゃくちゃ効率が良くて、物を遠くに運ぶことができる技術なんですけど、これも本当にロケットが高いから、打ち上げ機会が少ないから、もう一発勝負なんですよね。何年かに1回しか打ち上げられないから、イオンエンジンそのものが。そうすると「はやぶさ2」に使うイオンエンジンも本当は宇宙空間で何回も実験して、その安全性とか、性能を上げたりとかっていうような工夫ができるんだけど、テストができるんだけど、テストすら機会がないと。 岡田:一発勝負。 堀江:そう。地上で一応試験はするんだけど、宇宙に飛ばしてみないと分からないこと、いっぱいあるわけですよ。そういう例えば新型エンジンのテストなんかは、例えばこのZEROがばんばん打ち上がるようになると、すごくやりやすくなると思いますね。例えばもう、僕らが思い付くことってせいぜいそんな話なんですけど、おそらく僕も何も考え付かないようなこと。 岡田:なるほど。そういういろんな人のアイデアが現実につながる【*****インフラみたいな(音飛び) 01:14:50】。 堀江:すみません、なんかマイクが。 司会:じゃあ有線のマイクのほうで聞かせいただきましょう。 岡田:MCの人がなんか聞くっていっぱい書いてあったやん。なんも聞いていない。 【書き起こし】ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが戦略発表 全文5へ続く