永瀬拓矢九段「今まで指していなかった戦型を指し始める可能性」将棋界の次の1年を予測
将棋の永瀬拓矢九段が4日、都内のスタジオで行われた「ABEMAトーナメント2025」の収録に参加した。12日からは王将戦7番勝負で藤井聡太王将に挑戦する。練習将棋仲間の藤井とはこれまで棋聖戦、王座戦と1日制5番勝負でのタイトル戦はあるが、2日制で戦うのは初めてだ。 4年前の王将戦に永瀬は登場しているが、「初めてに近い状態。イメージはしていますが、現実と違うすり合わせをしていかなければならない。藤井さんは2日制の経験値を生かしてこられると思うので、学んで学習していくしかないと思います」と語った。 将棋界の現状として、「角換わりの定跡が集約された。今後どう考えるかが、興味深い。次の1年でどう形をなしていくかが気になるところ」とした。自分も含め、「藤井さん、伊藤匠叡王の3人のうちの誰かが今まで指していなかった戦型を指し始める可能性がある」とも予測していた。