【バイヤーズガイド】BMWのベストセラーSUV「BMW X1」多くのバリエーションとエンジンの中どれがお勧め?
エンジンレンジはほとんど不満なし
エンジンレンジは広い。まず、「X1」が第2世代から前輪駆動プラットフォームをベースに横置きエンジンを搭載していることを思い出してほしい。そのため、xDriveモデルではリアアクスルを駆動させることで全輪駆動となる。動力伝達は常に論理的で、時にやや眠気を誘う7速デュアルクラッチが担当する。
「18i」は、価格とパワーの点でエントリーモデルに相当する。ボンネットの下で働くシリンダーが3つしかないことは問題ではない。第一に、エンジンは比較的静かに回り、断熱性も高い。そして第二に、「20i」と「プラグイン」もわずか3シリンダーで動く。
それでも私たちは、よりパワフルな「20i兄弟(2,100ユーロ=約33万円の追加)」へのアップグレードを選ぶだろう。まず、性能の向上(136馬力から170馬力)が顕著だからだ。しかし何よりも、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムが、例えば減速する前走車に自動的に追従することで、市街地走行を容易にするからだ。100km走行あたり0.8リッター(125km/ℓ)という燃費のアドバンテージもかなり大きい。
唯一残された4気筒ガソリンエンジン
4気筒ガソリンエンジンは「23i」のみで、xDriveと218馬力の2種類が用意されている。テスト消費量は6.7リッター(14.9km/ℓ)で、「18i」よりも燃費はいい。四輪駆動が不要なら、なくても大丈夫だ。
頻繁に乗るなら小型ディーゼルで十分
ディーゼルエンジンについては事情が異なる:150馬力の「18d」も電動アシストなしでやっていかなければならないが、これははるかに目立たない。
360ニュートンメーターというディーゼルの典型的な十分なトルクは十分すぎるほどで、平均燃費19.2km/ℓでも、最大2トンで、200kg多く引っ張ることができる「20d」や「23d」の全輪駆動モデルより経済的だ。要するに、このクルマは、頻繁にクルマを運転するドライバーで、なおかつコストに気を配りたい人にお勧めのクルマなのだ。