【バイヤーズガイド】BMWのベストセラーSUV「BMW X1」多くのバリエーションとエンジンの中どれがお勧め?
iDriveコントローラーは廃止
BMWはインフォテインメント用の回転式プッシュボタンコントローラーを廃止した。これが悪いことなのかどうかは、編集部内でも意見が分かれるところだ。「ヘイ、BMW!」は、残念ながら時々起動コマンドに呼応しないことがあるが、もちろんステアリングホイールのボタンで呼び出すこともできる。そして、興味のある場所などの特別なリクエストに対しては、驚くほど正確に答えてくれる。
タッチスクリーンによる操作もスムーズだ。デジタルコックピットプロフェッショナルを注文した人には、「3シリーズ」などに比べてやや小さいが、フリーフローティングでカラフルなヘッドアップiDriveディスプレイが何よりも便利だ。インフォテインメントに表示されるAR(拡張現実)の矢印を使ってナビゲーションを行うこともできる。但し、この機能は3,200ユーロ(約51万円)の「イノベーションパッケージ」でしか利用できない。
これと駐車時の360度ビューがなくてもいいという人は、1,750ユーロ(約28万円)の「プレミアムパッケージ」がある。このパッケージには、ルームミラーとエクステリアミラーの防眩機能に加えて、ワイヤレス携帯電話充電とキーレスゴー、さらにシートとステアリングホイールのヒーターとドライビングアシスタントプラスのハードウェアが含まれる。この3つのオプションはすべて、直接購入することも、後日アクティベートすることもできる。
やや紛らわしいことに、BMWはマトリックスライトについても「アダプティブLEDヘッドライト」と呼んでいる。そのライトコーンは一般的な走行状況(「悪天候、ジャンクション、ラウンドアバウトのライト」を含む)にも適応する。リア・ベンチシート(400ユーロ=約6万4千円)は、お勧めの快適装備だ。
カーゴポジションのおかげで、トランクは646リットルまで拡張できる。従来の方法で測定すると、540リットルから1600リットル(18i)。マイルドハイブリッドと全輪駆動の場合、容積は若干減少する。