56歳、無趣味だった私が「大型バイク」と出会い、新しい友人たちと私の新しい世界を作り始めるまで
日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。 【私を変える小さなトライ#5】前編 とうこさん 56歳・会社員/石川県在住。長男31歳、長女30歳は県外の大学を卒業、2人とも看護師職に就いて独立。500gという低体重で出生した次男18歳がこの春高校を卒業、就職したところです。とうこさんは昨年まで10年間、介護の仕事を続けていました。
2度目の離婚のあとに出会った彼の影響。「自分で免許取ったほうが早いや」と気づく
こんにちは、先日卒母したばかりの56歳です。いまは事務の仕事をしています。私がトライしたのは、大型バイクの免許。 バイクはエンジンの排気量400㏄以下が中型、401㏄以上が大型という区分です。基本的に排気量が大きいほどパワーも大きくなります。私は2回目の離婚のあと、54歳の5月に自動車学校に入校して、9月に中型免許を取得しました。あまりの楽しさにすぐ大型免許の取得に再入校、結果的に11月の末には大型免許を取得しました。 昔から乗りたかったのかって? いいえ、それまでバイクはまったく乗ったこともなく、興味もない。自分が乗れるとも思っていませんでした。3つ上の兄はずっとバイク乗りでしたが、乗せてもらったこともありませんでした。 それより影響があったのは、2年前に友人の紹介で出会った彼。バイク乗りで、いつか乗せてあげるよと言われていて、GWに東海北陸自動車道を走って飛騨高山まで行きました。でも、1年に1回2回くらいしか乗せてもらえなくて。10月11月になったらもう寒くて乗れないと言うんです。 どうしても乗りたいからって頼み込んで乗せてもらったら、ほんの30分ほどで寒いから帰ろうと言われてしまいました。私はもうちょっと乗りたかったのに、自分では自由に乗れない。じゃあ、自分で免許をとったほうが早いかなって思って。