「井上尚弥はなぜ私と戦わないのか?」「彼は負けることを恐れている」WBA指名挑戦者のアフマダリエフが12月“対戦回避”のモンスターを過激に挑発!
「私は(アウト)ボクシングをすることができ、私は(KO)パンチを放つことができ、私は打ち合いもでき、私はレスリング(密着戦)もできる。私は何でもできるんだ。私は強い男だし、たくさんのスキルを持っている。井上もそして彼のチームもそれを知っているから、リスクを冒したくはないんだろう。彼らは負けることを恐れているんだ」 そう挑発した。 アフマダリエフは13戦12勝(9KO)1敗の戦績を持つ強打のサウスポー。アマチュアボクシング王国のウズベキスタン出身で、リオ五輪では準決勝で元WBO世界フェザー級王者で金メダルを獲得したロベイシ・ラミレス(キューバ)に敗れたが、銅メダルを獲得した。2018年にプロデビュー。2020年に8戦目でWBA&IBF世界同級王者のダニエル・ローマン(米国)に米国で挑戦して2-1の判定で2本のベルトを奪取。その後、母国でIBFの暫定王者だった岩佐亮佑を5回TKOで沈めている。回転力のある攻撃力が武器で、タパレスに敗れた後に再起し、昨年12月にケビン・ゴンサレス(メキシコ)とのWBA指名挑戦者決定戦に8回TKO勝利している。 確かにアフマダリエフの方が、ジャブを軸とした総合型ボクサーのグッドマンより怖さはある。スーパーバンタム級での“最強挑戦者”とする声は高く、米の権威ある専門誌「ザ・リング」のスーパーバンタム級の独自ランキングでは、アフマダリエフが3位で、グッドマンが4位となっている。 「人々がいつも私の名前を口にするのは、私がそれに値するからだ。井上を倒すチャンスがある人がいるとすれば、それは私だということを人々は知っているんだ」 アフマダリエフは、そう豪語した。 アフマダリエフが何を焦っているのかわからないが、彼が今後の井上の対戦候補から漏れたわけでも、井上が対戦を避けているわけでもない。グッドマン戦が優先されたのは一度は今回の9月の対戦交渉を行っていたという経緯に加えてWBAよりもIBFがより指名試合に厳しいという裏事情もある。グッドマン戦の次の対戦候補としては、アフマダリエフが最有力なのだ。 井上はドヘニー戦の一夜明け会見でこんな話をしていた。 「アフマダリエフもグッドマンもいずれどっちともやるんで心配しないでください(笑)」 これがアフマダリエフの「なぜ戦わないのか?」の挑発へのモンスターのアンサーである。
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