「飯伏幸太と一緒に夢見た中年ども、目を覚ませ」飯伏幸太がDDTに里帰り!ファンは大歓迎も若きエースはブチ切れ!
バックステージに戻った飯伏は、旧知の彰人がCyberFight社の取締役になって偉くなっていることや、髙木三四郎が試合に出なくなっていることなど実家を空けている間の変化を目の当たりにして浦島太郎状態であることを噛みしめる。 そして飯伏が「僕は金と名誉を手に入れたんですよ!あと足りないのは楽しさ!これを今から埋めるんですよ!」と唐突に熱弁し始め、ディーノが「酔っ払ってんのか?!」「DDTに金と名誉が無いみたいな言い方やめて?!」と終始ツッコミ役に回るという懐かしい光景が広がった。 久々の“家族”の帰還にファンは大いに沸いた。しかし、飯伏幸太という存在がDDTに与えた影響はあまりにも大き過ぎた。出て行くにしろ戻って来るにしろ大きな波を立てることになる。
この日の大会エンディングでKO-Dタッグ王座に挑戦を表明したMAOは「飯伏幸太と一緒に夢見た奴はな、飯伏幸太と夢見た時代のことが忘れられなくてな、一生あの頃の影を追い続けてんだよ。どんな気持ちであの後俺たちが時代創ってきたと思ってんだ!飯伏幸太だかなんだか知らねーけどな、“あの頃”はもう無いんだよ!今は俺たちなんだよ!俺たちが泥すすってな、右肩下がりのDDT、サイバーエージェントに拾われてもちょっと右肩下がっててな、やっと右肩が上がり始めたのは俺たちが時代創ったおかげだろ!ナメんじゃねーぞ!ゴールデンスター・シンドロームにうつつを抜かしてる中年ども、目を覚ませ。俺たちが今の時代なんだよ!」とその思いを爆発させた。 飯伏がDDTで生まれて以降にデビューした選手たち、そして飯伏が去った以降にDDTを背負う立場になった選手たちは、多かれ少なかれ“NEXT飯伏”となることを期待されてきた。 “家族”の例に則るなら、家を出て外で大活躍する兄と周囲から比較されながら育ったようなものであり、その期待には相当の重圧があったことが伺える。そんな中でDDTが“あの頃”に回帰しようとしたならば、黙っている若手選手はいないだろう。 飯伏がDDTのリングをどのようにかき回していくのか、若い選手たちがどのように奮起していくのか。DDTの変化に今後も注目していきたい。