30代よりも“アクティブシニア”のほうが運動習慣あり!その健康法と、家でおすすめの運動とは?
長かった夏も終わり、家から出るのも億劫になる寒さになった。そんななか、持久力スポーツに適した天然糖質「パラチノース」を展開するDM三井製糖株式会社より、60~80代のシニア世代および30代有職者の“運動習慣”に関するアンケート調査が発表されている。 【画像】アクティブシニアの約3割が「毎日運動する」と回答した その調査によると、“アクティブシニア”のほうが働き盛りの30代よりも体を動かす習慣(時間・頻度・費用)や意識、満足度が高いという驚きの結果が出ているのだ。 この記事では、アクティブシニアが健康を意識してどのように体を動かしているのかを紐解きながら、シニア世代の会員も増えているという株式会社東武スポーツクラブのインストラクターに聞いた、家でも簡単にできるおすすめの運動不足解消法を紹介する。 ■30代よりもアクティブシニアのほうが運動している!? 調査では、厚生労働省が定める身体活動量の基準を満たしている割合は、シニア世代は52.3%であるのに対し、30代は34.0%にとどまる結果となった。 また、運動習慣の頻度について詳しく聞いてみると、シニア世代の3割強(男性30.0%、女性31.0%)が「ほぼ毎日運動する」と回答し、「1週間に2日以上運動する」と答えたシニアは男性40.5%、女性37.0%にものぼっており、30代男性も「1週間に2日以上運動する」と答えたのは36.0%だが、30代女性は18.0%と低い数値になっている。 ■30代女性の30%以上が「体を動かす習慣がない」と回答 日常生活において、健康を意識して体を動かしていることについて調査すると、男性は全世代において「ウォーキング」がトップ(シニア男性54.5%、30代男性42.0%)という結果に。 シニア世代だけを見ると、「自宅での体操や筋トレ」を3人に1人(男性33.5%、女性39.0%)が行っており、意識的に運動をしている様子が伺える。また、シニア女性は「家事(掃除/洗濯など)」と「日々の買い物」(62.5%)が同率1位となり、生活シーンの中で工夫して体を動かしていることがわかる。 詳しく聞くと、60代の男性は、歩くことでポイントがもらえるアプリを活用し、雨の日は室内で踏み台昇降運動を取り入れていると答えた。また、80代の女性は公園でウォーキングや早朝のラジオ体操を習慣づけ、1日1万歩を目標にしているのだとか。 一方で、30代女性のトップは「体を動かす習慣がない」(34.0%)で、2位も「通勤」(28.0%)と、運動習慣が一番低いという結果が出ている。 ■インストラクターが教える運動不足解消法 今回の調査結果から、シニア男女ともに「スポーツクラブ活用」が約10%となったため、シニア世代の運動を見守っている東武スポーツクラブ プレオン北越谷 支配人の大野雄貴さんに、家でも簡単にできるおすすめの運動不足解消法を聞いてみた。 (1)もも上げ運動 太ももと床が並行になるようにももを上げ下げすることで、脂肪を燃焼し、体の血流が活性化。左右各10回、3セットを目安に行うといいのだとか。 (2)仰向け自転車こぎ 床に仰向けで寝転び、肘を使って上体を起こし、両脚を自転車を漕ぐように動かして、少し疲れるぐらいまで続ける。腹筋を鍛えられる有酸素運動で、お腹が気になる人におすすめ。 (3)ラジオ体操 誰もが知っているラジオ体操は、実は関節や筋肉をまんべんなく動かせる全身を使った有酸素運動。全身を大きく動かすことを意識して、一つひとつの動きを確実に行うとより効果がアップするそう。 冬は外での運動が面倒になることもあるが、大野さんが教えてくれた方法であれば家の中でも体を動かすことができる。栄養補給をしっかり行いながら試してみてはいかがだろうか。