航空自衛隊芦屋基地の井戸から高濃度PFAS、福岡県が周辺の水質調査へ「結果によって対応を検討する」
福岡県芦屋町の航空自衛隊芦屋基地の井戸から、発がん性が指摘される化学物質「PFAS」が高濃度で検出されたことを受け、県は24日、基地周辺の水質調査を進める考えを明らかにした。同町と遠賀町、岡垣町の水道水については国の暫定目標値を下回っており、「安全性を確認している」としている。 【写真】福岡県庁
同基地では、国の暫定目標値の30倍となる1500ナノ・グラムのPFASが検出された。県が今月2日に情報提供を受け、16日から基地周辺の河川と水路の計8か所で水質調査を開始。周辺には、基地外にも井戸があることから、飲用を控えるよう呼びかけたほか、井戸の調査も行う。
水質調査の結果が出るのは来年の見通し。県環境保全課は「結果によって対応を検討する。原因の究明も進めたい」としている。