「100万円のトヨタ・センチュリー」は買いか? 憧れる「日本最高峰セダン」 手が届く価格なら検討価値アリ? 中古車販売店に聞いてみた
こうした過走行のセンチュリーは、果たして問題なく乗れるのでしょうか。 現在センチュリーを販売している中古車販売店にたずねてみました。 「センチュリーに使われる部品は素材がよいため、各部の耐久性が高いのは間違いありません。 シート生地ひとつとっても一般的な乗用車では、これだけの年式や走行距離まで耐えられません。 各部の細かなヤレは目立つものの、目に見える範囲では年式や走行距離を考えれば良好な状態といえます。 クルマがクルマだけに、センチュリーは丁寧に乗られている印象です。 ただし、機械部分に関しては相応の年式と走行距離であるため、正直なところ悪くないとしか答えられません。 不具合が出て修理をしようにも、現在はほとんど中古部品での対応となります。 センチュリーに関して問い合わせは多くありますが、オンラインでの問い合わせだけでは購入に踏み切れないお客が多いようです。遠方であっても購入前に現車確認をおすすめします」 ※ ※ ※ おもに運転手付きのショーファーカーとして用いられるセンチュリーは、社用車や公用車として使われたクルマが中古車市場にも出回ります。 また好んで個人所有する人も少なからずいるため、手放した車両が中古車として並ぶことはそれほど珍しくありません。 なかでも、2代目はV型12気筒エンジンが搭載された唯一のセンチュリーです。 そうしたこともあり、今や貴重となった国産V12エンジンを味わうのもクルマ好きにとっては悪くないお金の使い方ではないでしょうか。
くるまのニュース編集部