【RISE】初防衛戦の大﨑孔稀「まだここから始まったばかりなので、簡単に渡すわけにはいかない」「RISEの世界のベルトもONEのベルトも兄弟で獲りたい」
2024年8月31日(土)東京・後楽園ホール『RISE 181』にて、RISEバンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで同級4位・大森隆之介(EX ARES)の挑戦を受けての初防衛戦に臨む王者・大﨑孔稀(OISHI GYM)が公開練習を行った。 【写真】ミット打ちで目立った大﨑の鋭いヒザ蹴り 大﨑は兄・一貴が持つミットに左ミドル、ワンツー・左フック、ワンツー・左ボディ、パンチからのヒザ蹴りを叩き込み、好調ぶりを示した。 ■コツコツいけば3・4Rくらいで倒せます ――公開練習お疲れ様でした。コンディション良さそうですね。 「コンディションは良いですね」 ――まだ3週間ありますけど、これから追い込みっていう感じですか? 「追い込みは始まっているので、追い込みもしつつ作戦をどんどん極めていくって感じです」 ――働きながら合間に練習している状況だと思いますが、社会人になってファイターと治療家として二足の草鞋を履くのはどうですか? 「いや大変は大変ですね。でも凄く充実しているので、今までなかった生活リズムに慣れるまでが大変でした。逆に言うと前回の試合の時の方が現場出てすぐ減量と試合で結構大変でした。今はもう生活リズムにも慣れて、逆に充実しています」 ――やはり体のこととかを勉強していくと格闘技をやっている上で役に立つことが多いですか? 「試合しているときにはそんなにないですけど、自分のケアとかってところでは、先輩方にやって貰ったり、そこら辺の協力は凄くして貰っているので、身体のケアとかをしながらやれています」 ――逆に孔稀選手が一貴選手に鍼をする事もあるんですか? 「ないですね。信用されてないので」 ――一貴選手が嫌がっている感じですか? 「そうです」 ――少し時間が経ってしまいましたが、6月に一貴選手が政所仁選手と対戦した試合は刺激になりました? 「めっちゃ刺激になりましたね。あの試合を見て、その後の僕の防衛戦ともつながっているので、そういったところでもすごい刺激になりましたし、より気合が入りました」 ――今回のタイトルマッチは大森選手との対戦が決定しましたけれども、改めて決定してみて心境はいかがですか? 「そうですね。決まったからにはやるしかないって感じですけれど、まあ、見てるところはそこじゃないので、そういうところでも差を見せないとなっていう感じです」 ――会見でも言っていたように、納得できてない部分もありますか? 「納得は全然していないですね。飛び級だったんですけど、逆に飛び級できたからこそ、そこの差が出るんじゃないかなって。僕は積み上げてきたところがあるので、そこの差は試合で出ると思います」 ――なんとなくカード発表会見の時に孔稀選手の表情が曇っていたような印象があったんですけれども、そのあたりが表情に出ていた? 「まあそんな感じですかね。出してる感じはそんなしてないんですけど」 ――別に大森選手のことが嫌いなわけではない? 「それはもちろん。全然嫌いなわけではないですよ(笑)」 ――大森選手が昨日のインタビューの中で「僕のことが嫌いなのかな」みたいなことを言っていたので。 「嫌いではないですけど、大森選手とはやっぱりタイプは違うと思っていますし、大森選手は試合前に仲良くできるみたいなことを言っていたんですけど、僕はそれは違うかなって思っていて、格闘技ですし真剣勝負なので、試合前に馴れ合いはいらないかなっていうのは凄いあって。もちろんリスペクトしていますし、相手がいての格闘技なので、試合が終わったらノーサイドですしそこはいいですけど、試合前にわざわざ仲良くする必要はないと思います」 ――55kgは甘くないっておっしゃっていましたけど、その言葉が出てきた真意は? 「RISEの軽量級は激戦区っていうのもありますし、僕自身も簡単に取れたベルトではないので。そういった意味でも甘くないですし、僕が簡単に渡せるようなベルトでもないです。僕自身もまだここから始まったばかりなので、簡単に渡すわけにはいかないですね」 ――戦績を見れば孔稀選手は40戦以上やっていて、大森選手はまだ10戦くらいで、その辺りも積み上げてきたものが違うっていう自負はありますか? 「そうですね。僕がRISEに出るる前はムエタイとかいろんな試合に出てきて、そこでもいろんな経験をしてきて、良いことも悪いこともありました。それもあってRISEの55kg級のベルトが取れたので、そんな勢いだけで取れるベルトじゃないってことを見せたいですね」 ――ちなみに今回タイトル戦で試合するとかしないとか関係なしに、大森選手に関しては選手としてどう評価していますか? 「本当に爆発力があると思います。実際そういう技とかで倒していますし、見ていて面白い試合をするなっていう風には思っています」 ――一定の評価は持ちつつ、あの爆発力を警戒している? 「そうですね。その攻撃をもらわなければ当然勝てるなっていう風に思っています」 ――大森選手は「1・2R、早期決着で決める」と昨日のインタビューで言っていました。孔稀選手はどんなゲームプランをイメージしていますか? 「僕は3・4Rくらいに倒せたらいいかな」 ――それはじわじわと削っていって倒しにいくということですか? 「来るなら1・2Rに一気に来ると思います。逆にそこを乗り切ってコツコツいけば3・4Rくらいで倒せます」 ――ずばり言うとまだ(タイトル挑戦は)早い、自分のレベルじゃないっていう思いはありますか? 「それもありますし僕自身ももっと先を見ているっていうので、このレベルでつまずいていたらいけないなって感じです」 --その先っていう部分は、防衛したあとはどんなことをイメージしていますか? 「RISEの世界タイトルも9月に決まりますし、そこのベルトも欲しいですし、現状軽量級の世界ではONEが一番なのでそこに出たいっていう考えもあります。そこで僕のお兄ちゃんと兄弟で一緒に出て二人で獲りたいので。まあ日本だけじゃなくてRISEの世界のベルトもONEのベルトも兄弟で獲りたいです」 ――今回孔稀選手がタイトルマッチをやって約一週間後に志朗選手と田丸選手の再戦が決まっていますが、あの試合に関してはどうですか? 「前回決まった時も言ったと思うんですけど、田丸選手は55kgで結果を出してないので、そこに関してはすごい疑問があります。僕自身は55kgでやってきてベルトを獲って、それもちょっと飛び級すぎるんじゃないかなっていうのは思いますけど、どっちが勝っても勝った人に勝てば結果一番強いって言えるので、楽しみに見ています」 ――ズバリ予想としてはどういう予想を立てていますか? 「予想は志朗選手が勝つと思います」 ――それはリベンジしたいという思いも込めての予想ですか? 「それもありますけど、ふつうにお互いを見たときに僕は志朗選手のほうが強いんじゃないかなって思っているからです」 ――今後日本人選手との対戦はもういいかなみたいなことも言っていましたが、この次仮に世界戦をやったとしたら、強い外国人選手をどんどん求めて倒していきたいっていう希望があるんですか? 「普段のONEの試合を見ていても、この前の原口選手の試合を見ていても、やっぱり世界には強い選手ってごろごろいると思いますし、日本で1番だからって55kgで1番強いかって言われたら世界にはもっともっと強い選手がいるので、そういう選手と戦っていけば自ずと自分が一番になれるかなっていう風に思っているので、どんどん世界に行きたいなって思います」 ――最後にファンにメッセージをお願いします。 「8月31日僕の初防衛戦が決まりました。相手の大森選手は勢いのある選手ですけど、僕がレベルの差を見せつけて圧倒して勝つので皆さんぜひ会場で応援をよろしくお願いします」
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