九州産馬の父に会うー日本軽種馬協会九州種馬場【九州うま旅(1)大隅編〈上〉】
九州には小倉(中央競馬)、佐賀(地方競馬)の競馬場はもちろん、生産牧場や休養牧場、引退馬などを預かる養老牧場、国内唯一の野生馬生息地など競馬ファン垂涎(すいぜん)の貴重なスポットが多数存在する。西スポレースサイトでは、そんな九州内の推し馬スポットを特集。現地推薦のグルメ情報「推しうまグルメ」も併せて紹介し、あなたの「九州うま旅」をサポートします。
最初に紹介するのは、鹿児島県大崎町の九州種馬場。熊本産のヨカヨカ、イロゴトシが中央競馬の重賞を制するなどレベルアップぶりが注目を集める九州産馬だが、こちらにはヨカヨカの父であるスクワートルスクワートが種牡馬として繫養(けいよう)されている。種牡馬は現役時代に芝1200メートルのGⅢ京阪杯を連覇するなど快速で鳴らしたネロ、愛ダービーや米アーリントンミリオンなど欧米のGⅠ5勝の実績を誇るケープブランコもおり、いずれも見学可能となっている。 ※ただし2~6月の繁殖シーズンは事前の問い合わせが必要。 九州軽種馬協会の吉田政人事務局長によれば、特にネロは国内で活躍しただけあって現役時代のファンが多く訪れるという。種牡馬の他にも「要望があれば種付け所や診療所、馬房もご案内できますよ」と吉田さん。種付け所は当所で開催されている九州産馬主体の競り市「九州1歳市場」の会場でもあり、威勢のよい掛け声の飛び交う風景を思い起こしながら見学するのもよさそうだ。 また団体訪問も可能で、「お話上手」な場長による説明を受けられることもある。 ※情報は2024年9月27日現在です。ご訪問の際は最新情報をご確認ください。