一度絶えた京都の特産こんにゃくが大復活 女性ら手作りの逸品、「刺し身」が最高
京都府福知山市雲原地区の冬の味覚「雲原こんにゃく」の製造がピークを迎えている。地域の女性たちが、湯気の立ち上る大鍋で丸いこんにゃくを丁寧にゆであげている。 一度途絶えた特産品の復活を目指して2010年に製造を再開した。植え替えを経て3年かけて育てた計約200キロのこんにゃくいもを使い、例年11~3月に製造・販売している。 すりつぶしたこんにゃくいもにそば殻で採ったあくを入れ、十分な粘りが出るまで手で混ぜ合わせる。こぶし大に丸め、沸騰した湯で約40分ゆでると完成する。 刺し身で味わうのが一番といい、贈り物としても人気が高い。まとめ買いする常連客もおり、女性(71)は「私たちが楽しみながら作る自慢の品。多くの人に味わってほしい」と話す。 要予約。1袋2個入り(400グラム)500円。