秋田県のスーパーで従業員がクマに襲われケガ もし市街地にクマがあらわれたら、どう対処する? 熊の捕獲や駆除までの手続きはこんなに大変だった!
市が捕獲するには市への権限の委譲が必要です。 県の担当者「捕獲許可権限が山形市に移譲されることに異存はない」 市の担当者「自治体による銃器でのツキノワグマ一頭の捕獲許可をこの場で口頭で申請する」 この会議の結果を現場に連絡です。 市の担当者「対策会議で銃器による捕獲が発出された」 これで終わりではありません。住宅地での発砲ということで、警察が周囲の安全を確認し、許可を出します。 こうして、猟友会がようやく発砲することに。 クマを仕留めました。 ■発砲まで2時間半以上 マニュアルに沿った訓練で、かつスムーズに進行しましたが、発砲まで2時間半以上がかかりました。 こうした手続きについて、市は。 山形市環境課・豊後真課長「複雑なところはあるが法なりで定められたものなので手続きに従って対応していきたい」 きょうの訓練では改善点も見つかりました。 山形市環境課・豊後真課長「(現場などと)電話でやりとりしているが今は様々な情報機器があるのでリアルタイムでわかるような仕組みがないかと感じた」 2023年度、山形市で確認されているクマの出没件数は、2022年度を33件上回る76件。また、山形市内ではないものの、県内では小国町や白鷹町などで合わせて5件の人的被害も出ています。(取材当時) 県と山形市は、山の近くではいつクマに遭遇してもおかしくないとして注意を呼びかけています。 ■取材したアナウンサーの感想は 結城晃一郎アナウンサー「対策会議の現場にいましたが、正直申し上げて時間がかかるなという印象でした」 「しかし今の仕組み上は、きょう(取材当日)は2時間半以上時間がかかりましたが、その時間が長いかというと適正です。しっかりと手続きを踏んでいる」 「住宅街で銃を使う以上は安全第一なのは仕方がないことですが、本番はクマは待ってくれない。もっと時間を短縮する柔軟な仕組みがあってもいいのではないかと感じました」
テレビユー山形
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