カンピロバクター食中毒で太白区の飲食店を3日間の営業停止処分 女性2人が下痢や腹痛に〈仙台市〉
仙台市の飲食店で調理された鶏肉料理を食べた女性2人が下痢や腹痛に襲われ、便からカンピロバクター・ジェジュニが見つかったことが分かりました。仙台市はこの店を12月2日から3日間の営業停止処分としました。 処分を受けたのは、仙台市太白区泉崎にある「鳥きっちん眞心」です。仙台市によりますと、11月20日午後9時ごろ、フードデリバリーサービスを使って、この店で調理された「炙りとろレバーポン酢」や「串焼き盛り合わせ5種」などを食べた10代と20代の女性2人が2日後の22日午後10時ごろから、下痢や腹痛を発症しました。 2人とも検便を行った結果、いずれも便から食中毒を引き起こすカンピロバクター・ジェジュニが検出されました。2人の症状は重篤なものではなく、1人は快方に向かっているということです。仙台市は2人に共通した食事はこの飲食店で調理された食品しかないことから、この店で調理された料理による食中毒と断定。店を12月2日から3日間の営業停止処分としました。 今年の宮城県内での食中毒の発生は、これで19件目となります。カンピロバクター食中毒は、加熱不十分な鶏肉料理などを食べることから発症するということで、市は十分な加熱や調理器具の熱湯消毒などを呼びかけています。
仙台放送