ほとんどのパーツが修理できる23万円のヘッドホン
練りに練られたディテール
音質の要であるドライバーには、40mmのチタンドライバーを搭載。ノイキャン・外音取り込みはもちろん、Dolby Atmosによる空間オーディオにも対応しました。マイクは片耳につき5基搭載。バッテリー再生時間はノイキャンONで最大32時間で、コーデックはSBC、AAC。 USB Type-Cによる有線接続にも対応で、有線時は94kHz/24bitのハイレゾ再生に対応。2025年内にはワイヤレスハイレゾコーデックにも対応する予定とのことです。2台までのマルチポイントに対応していますが、こちらも2025年内に3台までサポートする予定。 気になる音質は、やはり極上。とにかくフィット感が素晴らしく、耳や頭頂部が高級クッションで包まれているかのようでした。サウンドは生々しさがあり、すぐそこで演奏してるかのような臨場感。高域のキラキラ感にはうっとりできますね。 タッチで操作するハウジング部分は硬化ガラスでカバーされていて、触り心地もサラッサラ。3本指でのタッチにも対応しており、レスポンスも良好でした。耳元でMacのトラックパッドを触ってる感覚でしたね。 イヤーパッドはラムスキン。ほどほどのクッション性と通気性があり、合皮のようにモロモロすることもなし。 あと細かい部分ですが、こうして首にかけたときにハウジングの向きを変えると良い感じに前方を向いてくれるんです。ハウジング内側の保護にもなるし、何より見た目が美しい! せっかくのお高いヘッドホン、こういう魅せ方ができるのはありがたい。 高級バッグを思わせる専用の本革ケースも付属します。ラグジュアリ~。
自分の人生に寄り添ってくれるワイヤレスヘッドホン
左ハウジングのダイヤルを回すとノイキャンと外音取り込みがシームレスに切り替わって、そのまま外音取り込みの強度を調整できるんですよ(Beoplay H95と同じ)。この体験がかなり面白くて、外界とのつながり具合をチューニングするかのような、いわばオンとオフの2極ではない中間のニュアンスを味わえました。ウェアラブルみたいな。 ヘッドホンを消耗品的な目線ではなく、それこそ家具のように補修しながらずっと使える。タイムレスを掲げるB&Oにこれ以上なく相応しいヘッドホンでしょう。思えば家具やインテリアはファッションとも親和性が高いし、インテリア方面からアプローチしたヘッドホンの究極系と言えるかも。 カラバリは3色。今まで写真で紹介してきたのがこちらがInfinite Black こちらのニュアンスカラーがHourglass Sand。この2色は各種店舗で購入可能です。 ピンクゴールドっぽいこのSunset Apricotのみ、B&Oの直販限定です。にしても一生物のワイヤレスヘッドホンかぁ。ロマンの塊だなぁ。 Source: Bang & Olufsen
ヤマダユウス型