クラシカルなルックスに最新テクノロジーを融合 “スタイリング一新”のトライアンフ新型「スピードツイン900」は何が魅力?
スタイリングと足回りを中心にアップデート
英国最大のバイクメーカー・トライアンフから、899ccのバーチカルエンジンを搭載する定番モデル「スピードツイン900」の新モデルが登場しました。 【画像】「えっ!…」クラシックだけどスマートなルックス! これがトライアンフの新型「スピードツイン900」です(30枚以上) 従来モデルからスタイリングが刷新された上に、シャシーやテクノロジーも大幅にアップデート。発売は2025年1月の予定です。
新型「スピードツイン900」は、より現代的なフィーリングと俊敏性を実現すべく、フロントにはマルゾッキ製の倒立フォーク、リアには新しいアルミ製スイングアームと、プリロード調整機能つきマルゾッキ製ピギーバック式ツインリアサスペンションユニットを採用しています。 ホイールも新作で、タイヤにはミシュラン製の「ロード クラシック」を装着。さらに、スリムなマッドガードとコンパクトなテールライトが、クラシカルなスタイルを表現する幅の狭いリアフレームと組み合わされています。 これらの相乗効果で、ダイナミックなハンドリングとスポーティなスタイルを両立しつつ、「スピードツイン」が持つクラシカルなルックスと乗りやすさもキープ。また、スリムなベンチシートは、コーナリング中にライダーをサポートする形状になっているのも特徴です。 「新しい『スピードツイン900』のスタイリングは、時代を超越したクラシックなスタイルとデザインスキームはそのままに、よりスマートでダイナミックに進化しました。シャシーと仕様に大幅な変更を加えたことで、より俊敏になり、操作性も向上しています」(トライアンフ チーフ・プロダクト・オフィサー スティーブ・サージェント氏) ●快適な走りをサポートする最新テクノロジーを搭載 新型「スピードツイン900」が搭載する899ccの“ボンネビル”2気筒エンジンは、7500rpmで65psの最高出力を発生。わずか3800rpmで80Nmという力強いトルクを生み出します。 「Road」と「Rain」というふたつのライディングモードを備えており、「Rain」モードではトルク重視のパワーデリバリーを路面状況に合わせて調整し、よりソフトなスロットルレスポンスでぬれた路面におけるライディング時の安心感を高められます。また、コーナリングABSとトラクションコントロールも標準装備しています。 このほか、統合型TFTディスプレイを搭載しているのもポイントです。回転数、速度、ギア、走行モードなどの情報を表示。スマートフォンとBluetooth接続することで、ナビゲーション表示や携帯電話での通話などにも対応します。 ディスプレイ側面にはUSB-Cソケットを装備しており、モバイル機器の充電に便利。さらに、クルーズコントロールもアクセサリーとして利用できるようになり、長距離ライディング時の快適性と利便性が向上しているのも見逃せません。 カラーは全3色を設定。タンクに明るいブルーとオレンジのストライプが入ったスポーティな“ピュアホワイト”、ダークグレーのストライプとゴールドのアクセントが入ったムーディな“ファントムブラック”、トライアンフのロゴを縁取る赤いラインが入った上品な“アルミニウムシルバー”をラインナップしています。 ●製品仕様 ・価格(消費税込):123万4000円~(ピュアホワイト、ファントムブラック)、119万9000円~(アルミニウムシルバー) ・サイズ:全長2090×全幅777×全高1115mm(ミラー含まず) ・ホイールベース:1435mm ・シート高:780mm ・重量:216kg ・エンジン:水冷水平2気筒SOHC8バルブ ・総排気量:899cc ・最高出力:65ps(47.8kW)/7500rpm ・最大トルク:80Nm/3800rpm ・燃料タンク容量:12リットル
津田昌宏