「海に眠るダイヤモンド」神木隆之介、斎藤工、杉咲花、土屋太鳳が語る撮影秘話
TBS系では、10月20日より日曜劇場枠で神木隆之介が主演を務める「海に眠るダイヤモンド」が放送スタート。今作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントである。 今回は、端島パートの鉄平と、現代のホスト・玲央を演じる、主演の神木をはじめ、斎藤工、杉咲花、土屋太鳳の豪華出演者へのインタビューをお届け。撮影現場での様子や作品の見どころなどたっぷりと話を聞いた。
みんなを優しく引っ張る神木隆之介は太陽みたいな存在
――神木さんは日曜劇場の主演が初めてとのことですが、オファーされた時のお気持ちをお聞かせください。 神木 「お話をいただいた時は、うれしい気持ちと、僕でいいのかというプレッシャーがありました。『集団左遷!!』(TBS系/2019年)に出演した時は、先輩の福山雅治さんの背中を見ながら臨んでいましたし、福山さんが僕らのモチベーションを引き出してくださっていた印象が強かったので、経験をたくさん積まれた方が務めるイメージがありました。だから、僕で大丈夫なのかなって…」 斎藤 「お言葉ですがキャリアスタートはいつからでしたっけ…?」 神木 「2歳からです…(笑)。皆さんを引っ張る力があるか不安だったのですが、優しい皆さんに支えられて逆にパワーをいただいています」 ――皆さんから見た座長の姿はいかがですか? 杉咲 「めちゃくちゃ優しいですよね」 斎藤 「そうですね。太陽みたいな存在です」 土屋 「逆に、鉄平の兄・進平を演じる斎藤さんは、影を背負っている役柄も相まって、月のような存在ですね」
――斎藤さんは、神木さんの兄役を演じてみていかがですか? 斎藤 「以前、別のドラマで共演したことがあったのですが、途中から台本は度外視で掛け合いをするような撮影で、セッションをさせてもらったような感覚があって。今回はまた共演できることが楽しみでした。その時は僕が下着泥棒役で…」 神木 「そうそう。僕が刑事役で(笑)。取り調べで追い詰める立ち位置から、兄弟役になりました。斎藤さんは何でも受け止めてくれるお兄ちゃんだと思っているので、僕がミスをしても優しく見守ってくれるんだろうなと安心しています」 ――杉咲さん、土屋さんから見た神木さんは? 杉咲 「神木さんとは今回で7回目の共演で、初めてお会いしたのはもう10年くらい前。今もその頃の優しい神木さんのまま変わらず、周りの方々に気を配る姿勢がとてもすてきで、尊敬しています」